緊急事態宣言、どうしてもマイナスなイメージを持ちがちですが。
個人飲食店の経営者さんは、なんだかんだで内部留保が増えてたりしませんか。
そう、休業協力金や補助金、助成金などを申請することによって、いま営業以外の収入があるからですね。
もしかしてそのお金、ムダにしてませんか?
こんな二度とない時間を、ムダにしてませんか?
こういう時こそ、今後もやってくる多くの逆境に強くなるための不労所得作りをしておくべきなのです。
「不労所得」ピンとこないかもしれませんが、たとえば何もせず毎月10万円を得られるとしたらどうでしょう。
毎月5万なら?月20万なら?月30万なら?もっといって月100万なら?
あればあるほど生活が楽になりますよね、お金があって困ることはありませんから。
労働によって得ているのではなく、勝手に収入がうまれる「仕組み」を作るのが、今回の話。
不労所得の作り方、私ぼっくり流をお見せします。
緊急事態宣言のように、突然できた数週間程度の時間でできる不労所得作りの方法は、おもに2つあります。
「金融投資」と「ネット収入作り」です。
金融投資
まずは、直近半年~1年の店舗運営や生活に必要なお金だけを残し、それ以外を投資にまわします。
休業協力金などとして得たお金も、可能な限りすべて投資にまわします。
お金を銀行に預けておくだけでは、ほぼまったく増えないからです。
比較的リスクの低いインデックスバランスファンドなどに投資し、増やしましょう。
貯金する感覚で、投資するのです。
参考記事:「個人飲食店経営者はバランス型投資信託を放置で運用すべし。」
時間があるのでアクティブに運用してもかまいませんが、知識がなければリスクが大きいです。
投資はあくまでリスクの上にリターンがあるので、年利3~5%程度の低めのリターンを期待しながら、低リスクに運用するのが吉かと思います。
あくまで私たちは飲食店経営が主戦場で、そこに知識も人生のリソースも大幅に割いているはずです。
なので、この分野ではリスクを大きくとらず、世界経済の平均的な成長率である3%程度のリターンにゆだねる程度でいいと思います。
それでも100万円投資すれば年3万円、500万円投資すれば年15万円、1000万円投資すれば年30万円程度が「勝手に」生まれます。
そしてさらに「複利」の恩恵を受けられます。
たとえば100万円の投資で年3万円を得たなら、翌年は103万に対して3%のリターンを期待することになります。
5年後には約116万円、10年後には約134万円になる計算です。
つまり、複利の効果というのは「雪だるま式に増える」ということですね。
あくまで安定して年利3%を期待できた場合の例え話ですが、実際には3%以上にも以下にも変動するなかで、こういう仕組みが働いています。
なにも自分は働いていません、働いているのは「お金」です。
お金がお金を生んでくれるのです。
お金を眠らせているのはもったいないので、お金に働いてもらいましょう。
そして複利を期待するには時間がとても大切なので、できるだけ早く投資をはじめることをオススメします。
ネット収入
サイトやブログ、SNSなどを使ってマネタイズ(収益化)する方法です。
はじめやすいのはアフィリエイトというネット広告を貼りつける方法ですね。 私ぼっくりは楽天市場やAmazonの商品広告で稼いでます。自分で買ったものなどをブログやSNSでレビュー紹介して、その商品の広告を貼る。
その広告をクリックして商品が売れたら、販売額の6%前後(商品によって決められています)の報酬が入ります。
在庫を抱えず、商品管理も発送作業もなにもせずに、報酬だけが入ります。
広告主は紹介してもらえることで売上が増えてWin、顧客は購入前に商品の詳細が知れてWin、私など紹介者はふだんの商品購入に対して報酬がもらえるのでWin。
誰もにメリットがある方法ですね。
2024年には5000億円市場になるとも予測されている成長市場です。
そしてこのネット収入の良いところは、作ったメディア(ブログやSNS等)が資産化することです。
例えばですが、毎月500円程度の収益があるブログ記事を書いたとします。
その記事は、商品が売れるようにと丁寧にわかりやすく書く労力はかかりますが、一度書いた文章はずっとネット上に残り、24時間365日ずっと宣伝しつづけてくれます。
そうして1記事、10記事、100記事、1000記事と積み上げていくことで、500円×記事数というように収入も積み上がっていくイメージですね。
また例えば、おせち料理のお取り寄せを紹介した記事を書いたとします。
11~12月には集中的に売れますが、その他の時期はまったく売れません。
そこでお中元のおすすめ商品を紹介した記事を書きます。
7~8月に集中的に注文が入ります。
さらにクリスマスプレゼント・お正月おとしだま需要・バレンタイン・ホワイトデー・卒業祝い・入学祝い・就職祝い・父の日・母の日・敬老の日・お歳暮などなど…
そういった記事をイベントの数だけ増やしていくことで、年中ずっと何かが売れるサイトができていきます。
さらに例えば、1つ売れたら1万円の報酬がある商品を紹介記事を書いたとします。
そのあとに、その商品の口コミをあつめた記事や、その商品をつくっている企業ヒストリーを紹介した記事や、その商品を使うメリットやデメリットを忖度なく書いた記事、その商品のセール情報の記事などを追加していき、それぞれの記事を最初の商品紹介記事にリンクさせます。
そうすることで、それぞれの記事のアクセスが1万円の報酬のある記事に流れるようになり、1万円×アクセス数といった高報酬をねらうサイト設計にしていくことも考えられます。
実際にはそんなに単純ではなく、収益を生む記事もあれば売れない記事や読まれない記事もあったり、クリック数はあっても購入につながる文脈を書くにはコツがあったりと、果てしないほど考察や試行錯誤が必要です。
ただ一度、ネットで1円を生むコツをつかめば、100円も1万円も10万円も、その1円のコツの延長上にあります。
知識とノウハウは文章を書けば書くほど蓄積し、記事が積み上がったサイトは収益性が上がり、資産化します。
自分の書いた文字が、文章が、24時間365日ずっとお金を生み出し続けてくれる「仕組み」ができていくのです。
参考記事:「アフィリエイトは無料ブログと独自ドメインどっちがおすすめ?実際に両方やってみた感想。」
そしてこのネット広告のいいところは、個人飲食店を営む私たちの知識としても共通点が多く、学びやメリットがあるということです。
PDCAをまわす習慣や、購買者の心理を洞察する力、世の流れをみて売れる商品を見つける力、さいごの一押しに効果的な言葉選び、売れない理由に気付く力などなど。
ネット特有のSEO対策・MEO対策などといった視点から、データ分析する力も付きます。
WEBマーケティングというものに長けていくことになるのですが、その知識はそのまま実店舗のマーケティングスキルにもつながります。
メリットしかないように紹介していますが、唯一で最大のデメリットは「最初の1円、最初の1万円を生むには相当の時間と勉強、継続力と忍耐力がいること。」です。
実際、最初の緊急事態宣言の1ヶ月でガムシャラに50記事以上を書き、勉強して得た知識をもとに書き直しや記事メンテナンスを重ね、さらに営業再開後も毎朝4時起きで記事を書き、営業日休業日問わず毎日作業し…
それだけ作業し、5ヶ月後にやっと月1万円、8ヶ月後にやっと月3万円、1年をこえた現在やっと月10万円超えです。
ただ、なぜそれだけやるかというと、この月10万円以上は今後なにもしなくてもずっと毎月10万円の収入をもたらし続けてくれるからです。
月3万円になったとき、正直しんどくて2ヶ月ほどまったく何もしませんでしたが、それでも毎月3万円が入ってくる。
それに正直おどろいて、ほんとに資産化してるんだと実感し、また作業を再開しました。
時間と労力はかかりますが、のちにこれは本当に「不労所得」となっていきます。
大変ですが、ぜひ1人でも多くの個人飲食店オーナーさんにやってもらいたいと思います。
参考記事:「ブログはオワコン?その理由と、オワコンじゃない2021年の稼ぎ方とは。」
不労所得を積み上げよう。
不労所得の作り方や考え方は人それぞれだけど、早速できるのは「金融投資」と「ネット収入作り」だと思います。
実際、私ぼっくりも緊急事態宣言をきっかけに、アフィリエイトと投資をはじめました。
どちらも、すぐに収益は生まれないけど、早くはじめた方がいい事です。
緊急事態宣言などのタイミングを好機ととらえて、不労所得の種まきをしていきましょう。
私はネットで生みだした収入を、すべて投資しています。
店舗運営や生活にすぐ必要なお金以外も、すべて投資しています。
店舗の利益も可能な限り、投資にまわしています。
個人飲食店、さらに私のような完全ワンオペ運営で、最大限にお金を生み出す「仕組み作り」に取り組んでいるのです。
はやく始めるに越したことはないので、時間をムダにせず、お金をムダにせず、行動あるのみです。
この期間にゆったりしている経営者さんと、行動している経営者さん。
差が付くのは明白です。