手打うどん虹やは、手練り・手打ち・手切り麺の、手作りうどんの店。
だけど実はうどんだけでなく、店のいろいろなものも手作りしています。
今回は2人掛けテーブルを長いものに変更するため、またDIYしましたよ。
意外にも簡単でしかも安いので、みなさんもご自宅でどうですか?
ということで、ちょっとテーブル作りの様子をお見せします!
板と脚をくっつけるだけのシンプルな方法。
虹やでもコレを使ってるんですが、これがあると色んなテーブルが簡単に作れます!
板にこの脚をくっつけるだけなので、天板サイズは自由自在。
お好きな板をテーブル天板にできます!
虹やはこれを天板に選びました。
味のある足場板を加工したもので、サイズも1cm単位でオーダーできます。
無垢の杉板で、木目の凹凸があって、なんだかスリスリと愛でたくなる風合いです。
もちろんテーブル天板用なので、しっかり消毒クリーニング加工してありますよ。
天板はこれじゃなくても何でもOKです。
たとえばホームセンターの安価な2×4材でも、集成材でも、気合い入れて無垢の1枚板でもなんでも、お気に入りのものを使えます!
テーブル作りの様子。
さて、注文していたテーブル天板が届きました!
開封すると、こんな感じ。
開封したあとのダンボールもこのあと加工作業のときの下敷きにするので、とっておいて下さい。
2人掛けテーブル用ながら150cm以上の長さを選んだので、幅もゆったり。
天板に長さがあるので、ちょうど真ん中あたりに補強プレートをつけておきます。
両端はつないでくれてる板なので補強はいりません。
この天板に鉄脚をくっつけます。
ドリルやインパクトで一瞬。これだけです。
ほんとに一瞬で、できあがり!
これまで使っていたテーブル天板とは、これだけの長さの違いがありました。
比べてみると一目瞭然ですね。
そして従来の板と、色がぜんぜん違うのが見てとれると思います。
従来まで使っていた天板には、柿渋を塗ってあるからです。
それでは、無塗装のあたらしいテーブルに柿渋を塗っていきましょう!
柿渋で補強と防水をする。
無塗装そのままでは水分を吸いやすくて腐食の心配もあるので、塗装したほうが良いです。
柿渋には防腐・防虫・撥水・補強などの効果があり、化学塗料とちがいシックハウス症の心配もありません。
100%天然しぶ柿が原料の柿渋は、もしテーブルに落ちた食べ物を子供が口に運んでしまったとしても安心ですね。
僕はすぐ使いたかったのでホームセンターで買いましたが、ネットで買う方が半額近く安かったです。
これを何度も重ね塗りします。
多少泡立っても気にしないで良いです。
薄く塗ったら乾かし、また塗って。
この2人掛けテーブルは虹やで一番酷使されるので、5度塗りしました。
色は濃くなり、補強効果もバッチリでしょう!
柿渋は経年によって色が濃くなっていくので、薄塗りが基本です。
これほどの厚塗りは、ご家庭では不要かと思います。
丸3日ほどかけて、重ね塗りと乾燥をおこないました。
壁との隙間をうめる棚づくり。
うちの店はコンクリートむき出しの壁で、壁のあちこちにビル構造上の凹凸があります。
壁際の棚の造作で、テーブルとの隙間をうめないといけません。
柿渋の乾燥のあいだに、棚を作り直しました。
丸ノコにドリルがあれば、DIYっていろいろできちゃいますね!
楽しいです。
うっかり乾燥中のテーブルに材木を置いてしまったり。笑
まあプロじゃないんで、日曜大工のクオリティです。
うまいこと完成し、この棚はテーブルの延長として機能するようになりました!
蜜ロウで仕上げ。
3日の柿渋加工を終え、最後は蜜ロウで表面を仕上げます。
これにより耐水性がさらに上がり、過乾燥による木の歪みも防ぎます。
見た目もすこし光沢感がでて、よい質感になりますよ。
これが一番メジャーな銘柄ですね。
熱や水に強くないと説明されていますが、使ってみた実感としては十分強いです。
木製品の保護として幅広く使えますので、一家に一缶ですよっ。
通常は塗布してから乾燥させ、余分を拭き取り再乾燥させます。
通常およそ1日でできますが、しっかり浸透させるため10日もの乾燥を行いました。
これにて完成!自作テーブル。
設置してみると…壁との隙間もなくジャストフィット!
これが手作りのいいところですよね。
塗装にこだわると時間はかかりますが、テーブルを作るのは意外に簡単です。
天板と脚をくっつけるだけなので、ほんと10分でできちゃいますよ。
おすすめは、アイアン脚と足場板。
このお店ですべて揃います。
業務用テーブルとしての酷使にも耐えるものが作れますよ。
必要なものを、最後にまとめて紹介しておきますね。
あなたもぜひ、お気に入りのテーブルを自作してみてください!