どうにもならないこのイカり。
どうにもイカが食べたくて困る。
もしかしたら、他のどの食べ物よりもこの衝動が強いかもしれない。
イカが食べたくて食べたくて、イカってしまうほどである。
「なぁんんでぇぇぇイカが冷蔵庫にないんだぁぁぁぁ!!!」
そしてキッチンのすみっこで身悶えのたうちまわったりしているのだ。
たまにではない、しょっちゅうだ。
そして息も絶え絶えに、近所にあるスシローに這っていってしまうのである。
いくら1皿100円のスシローとはいえ、衝動がくるたびに行っていてはコスパが悪すぎる。
しかも最近は100円じゃない皿が多いしなぁ。
「イカイカイカイカぁイイカぁぁぁぁ!!!」
と叫びながらズルズルべちょりと粘液をまとって這い回られるスシロー側にとっても迷惑だろう。
だから考えた。
きっとストックしておけば誰にも迷惑をかけないだろうと。
刺身用ヤリイカを通販で。
ちゃんと見つけましたよ、生食用のやつを。
業務用の20枚入りヤリイカ姿造り。
いつ衝動がきても対処できるよう、5パック注文しちゃったぜぇ。
さて、注文した段階でもちろん早く食べたくなっている。
がしかし心配などするヒマもなく、すぐ届いてくれたぞ。
いやぁ近年の輸送環境の発達はすさまじいな。
そしてもちろん、すかさず流水解凍しましたとも!
パックを開封せずに、上からチョロチョロと水道水をかけるだけ。
ものの5分ほどで食べ頃です。
うん、美しい…
待っておれ…食べちゃるけん!!
半分だからってイカらないで☆
皿に盛っているときに気がついた。
20枚入りだけど、ヤリイカをタテ半分にしたものを1枚とカウントしてるのね。
どうやら寿司ネタ用のサイズとして、こう切り分けられているのだろう。
つまり姿造りとはいえ1枚が半分なので、合計10杯のイカの分量ということだ。
とは言えどさすが業務用、これで半分である。
まだあと半分はまた後日たのしめるように冷凍しておいた。
ふるえる手をおさえ(イカ中毒)しずかに箸をはこぶ。
いただきます、はむっ。
うんうんうん!!
ちゃんと新鮮味がある、釣って一晩冷蔵で寝かせた味だ!
身に甘みがあってやわらかなめらか、そして適度なコリコリ食感。
うんうん、冷凍パックとはいえ鮮度の再現性がすばらしい。
そして飾り包丁に醤油がよくからむ、にしても毎度ながら醤油つけすぎぃー。
毎度おなじみのお気に入り醤油「琵琶のしずく」が旨いんだから仕方があるまい。
…イカらないで☆
さらにチューブわさびもネリッとつけちゃいますよねー。
いやーレポートするんだったらちゃんと、わさびも摺りおろしてよね…
ん?そういう細かいこと言ったらイカっちゃうよ。
…イカらないで☆
これをこうしてこう。。。
べっちょりと、ね。
…イカらないでね☆
ほらほらゲソもついてるよー!
姿造りとはいえ全部が半分。
だからって…イカらないでっ☆
イカらないでね☆
アナタはいま催眠状態です。笑
イカらないで…イカらないで…イカらないでっ…イカ同文☆
はい。アナタはいま、僕ぼっくりの催眠コントロール下にあります。
もう、イカが食べたくて食べたくて仕方がないでしょう。
でもイカりません☆(しつこい!)
この催眠から解かれるためには、以下のイカをクリックする必要があります。
クリックするとコリッとした食感が伝わってきてタマラナイと思いますが、届くまでのあいだ我慢してください。
決して回転寿司に這っていってはいけません。