新潟県の辛味調味料「かんずり」って知ってる?
じっくり手をかけ熟成発酵されていて、とっても奥深い味わいなんだよなぁ。
おでんや鍋物などのダシ系には抜群に合うし、漬物や冷奴、魚にも肉にも、とにかく幅広く合う!
…のわりに、あまり知られてないよねぇ。。。
これはね、味わっておいたほうがいい。
ではでは、そんな魅力の「かんずり」に迫ってみましょうか!
かんずりとは?
かんずりは新潟県妙高市で栽培された唐辛子を使い、まず天然海水塩で塩漬けに。
それを大寒の日(1月)に雪上にばらまいて3日~1週間ほど寒ざらしにし、程度な塩抜きとアク抜きが施されます。
大寒に行われる工程を象徴して、かんずりは「寒造里」とも書かれるんですね。
この雪さらしの工程で、辛味がマイルドになるんだとか。
その後に糀と柚子と塩で漬け込まれ、熟成発酵へと進みます。
そして約3年もの熟成のあいだ発酵調整のための樽の移動や手返しが行われ、手間をかけて丁寧に造られているのです。
ただの辛味調味料ではなくこの発酵が効いていて、独特の深みのある味わいになっているんですね。
かんずりの合うお料理レシピ
ビンの裏側にも書いてあるんだけど、とにかく合う料理が幅広い!
水炊き・鍋物・焼肉・焼鳥・漬物・湯豆腐・冷奴・刺身・お吸い物・うどん・そば・ラーメン・おでん・寿司・その他、料理の隠し味として…と書かれていますね。
正直言って、なんでも合う。
九州の「柚子胡椒」に近い感覚かもしれないなぁ。
たとえばこんな感じで。
まずはダシ系のものに抜群に合います。
鍋物や湯豆腐にはサイコーの薬味になりますよ!
ほんのり効いた柚子の香りと爽やかさがタマラナイ…
ダシの染みたおでんにも最高。
ピリリと辛いんだけど、辛すぎない。
丸みのある辛さと深い旨み。
これくらいのせても大丈夫、旨辛がタマラーン!!
お刺身にだって合う。
しっかり脂ののった魚にはメチャクチャ合います。
これくらいのせても旨いよ!
魚はほんとに何でも合う、生でも焼き魚でも。
大型の魚からこんなに小さな魚まで、最高のアクセントになります。
もちろん魚だけじゃなくて、肉にもめっちゃ合う!
牛、豚、鶏、どれにでも。
焼いたあとに付けても良し、揉み込んで漬けても良し。
サラダにも合う!
ポン酢とかんずりだけで、辛味ドレッシングになってくれる最強タッグ。
生野菜で肉巻きにして、かんずりを効かせるのも旨いですよー!
かんずり料理レシピは果てしなく広がります。
あぁ…また食べたくなってきた。笑
かんずりはお酒にも合う!
そしてそして!
ビンのラベルにも書いてあるとおり「珍味」としてもイケルのです。
もうね、このままだって旨いんだから。
こいつをアテに、一杯やっちゃいましょう!
この日は焼酎ロックを選んだけど、新潟といえばやっぱり日本酒でしょう。
この辛味の奥にある繊細な発酵の香りや柚子の風味を感じるには、日本酒がベストです。
…とはいえ何でも合うのがまたスゴイ、ビールでもワインでもサワーでもいけますよ!
呑んべぇにも嬉しいわ、かんずり。笑
かんずりはどこで買える?
百貨店の物産コーナーやKALDIなんかでときどき見るようになったけど、やっぱりまだまだ普及してるとはいえない状況でして。
ネットで買うのがいちばん現実的ですね。
楽天やAmazonならほんと簡単に買えるので、ぜひぜひ試してみてほしいです。
とにかくウマイから!!
このシビレる旨さをぜひ体感してみてください!!!