記事タイトルは、ブログのかなめ。
記事の内容と同じくらいのウェイトを持っています。
記事の文字数が3000文字だとすると、タイトルの30文字程度が同じくらいウェイトを持っているんです。
1文字1文字に重みがある、タイトル。
そんなタイトルの付け方の極意、お伝えします!
キーワード選定
記事を書く前、タイトルを付ける前に、まずはどのキーワードで検索上位表示させたいのかを決めます。
ここ肝心! というか、SEOを考えるうえで大前提ですね。
例えば、お取り寄せグルメのことを書きたいとします。
直近で僕ぼっくりが書いたレビュー記事、
「鈴木水産のハタハタ寿司を通販で。まるまる一匹がゴロゴロ!」
を例にしてみましょう。
商品名は「はたはたずし」なんですが、まずはその商品名そのままの検索ボリュームを調べます。
検索ボリュームとは、キーワードごとに推測される月間アクセス数のこと。
検索ボリューム予測ツールは、ひとまず無料のaramakijake.jpで良いでしょう。
「はたはたずし」で調べると、検索ボリューム256です。
試しに「はたはた寿司」で調べると、検索ボリューム測定不能(ゼロに近い)でした。
次は「ハタハタ寿司」で調べると、検索ボリューム1520でした。
ちょうど狙いやすい、狙っていく価値のあるボリュームですね。
次にサジェストワード(関連語句)を調べます。
「ハタハタ寿司」と同時に検索されているワードのことで、例えば「ハタハタ寿司 どこで買える」と出てくれば、「ハタハタ寿司」がメインキーワードで、スペースをはさんで検索されているワード「どこで買える」がサジェストワードになります。
サジェストワードのリサーチには、無料のラッコキーワードが良いでしょう。
無料登録版だけでもかなり便利に使えるので、まだの方はぜひ登録しておいてください。
>>実際のリサーチ結果画面<<
ハタハタ寿司のサジェストワードには、「鈴木水産」や「通販」などがありました。
他に狙えそうなワードは、「子持ち」「食べ方」「賞味期限」「秋田」などなど。
この記事で狙うキーワードは「ハタハタ寿司 鈴木水産 通販」に決めました。
そしてその他のサジェストワードも、記事中の見出しや本文中に散りばめていくことで、さらにSEO効果を高めることができます。
検索ボリュームとサジェストワード両方を同時に調べるにはUbersuggestというツールも便利なのですが、無料で使うには1日の回数制限があります。
それでも便利なので、ここぞというキーワードのときは1日3回の制限回数を使って調べています。
課金して有料版を使うのも良いのかもしれませんが、僕は課金してません。
有料なら他にもツールはありますし、実感として無料ツールで十分なので。
無料ツール3つ、
・ ラッコキーワード
で良いでしょう。
このように、ちょうどよい検索ボリュームのキーワードを選定し、サジェストワードを洗い出して、記事全体で読者ニーズに応えていくのです。
そして狙うキーワードをタイトルに含めることで読者を呼び込みつつ、Googleの検索エンジンに「鈴木水産のハタハタ寿司の通販について書いている記事ですよ」というアピールを送るのですね。
狙うキーワードの数は、2〜3個が良いです。
キーワード1つだけを狙っていたらサジェストワードを含めて検索している読者を逃しますし、また多すぎれば「SEO狙いすぎ!」とGoogleに判定され検索圏外に飛ばされてしまいます。
2〜3が適正だと覚えておいてください。
読者の検索意図
さて、キーワードを「ハタハタ寿司 鈴木水産 通販」と選定しました。
このキーワードで検索してくる読者の意図とは、どういったものでしょうか。
ここを考えます。
私が想定したのは、
・口コミなどを見て、鈴木水産のハタハタ寿司を買うことをほぼ決めている。
・パッケージの性質上、中身が見えないので見たい。
・宣伝じゃない詳細なレビューを見たい。
・通販で注文できるところは、どこなのか。
このあたりかなと。
このニーズに応える記事を書いていくわけで、
「あなたの質問の答えはここにあります!」
と伝わるタイトルをつけていく作業です。
そしてこの検索意図は、なかなかドンピシャで当たりません。
記事を書いて数ヶ月後にデータ分析をし、また同じキーワードでの上位表示サイトを確認して、何度も仮定検証しなおすこともあります。
あくまでタイトルをつける時点での検索意図の想定は、こんな感じで「想像」からのスタートです。
そしてもうひとつポイントがありますが、ちょっと難易度が高めです。
それは、読者はあくまで何かを知りたくて、そのワードで検索しているということ。
どうしても書き手の目線で、検索意図への「答え」をタイトルにしてしまいがち。
ですが、読者は検索している時点では答えをもっていませんので、タイトルにすべきは「質問」するときに使われるキーワードなんですよね。
答えは記事を読んでから得られるものなので、最初に見せられてもピンときません。
というか、答えが分かっていたら検索していませんよね。
あくまで読者の「質問」に寄り添うタイトルでもってクリックしてもらい、解答は本文で伝えるという流れです。
↑ただこの考察はちょっと難易度が高いので、最初はあまり気にしなくてもいいです。
いずれブログに慣れてきたら、こういった点まで考えてみてください。
タイトルの文字数
タイトルの文字数は、28文字が正解です。
いろんなSEO情報ブログに書かれているのは36だったり32だったり30だったりしますが、検索結果ページでタイトルが切れずに表示されるのは、私ぼっくり調べで28文字以内がベストでした。
↓こちらをご覧ください。
↑例えば上記は、この「ぼっくりコム」のブログ記事、
「ブログは実名で書くべき?匿名でいいの?顔出しの有無も考察。」
では、29文字になっているので、検索結果ページではタイトルが切れてますよね。
…いや、直せよ!ってね。笑
これなら、「ブログは実名か匿名どっちで書くべき?顔出しの有無も考察。」にすれば28文字です。
…こんど書き直しておきます。遅
SEO効果の高いタイトル
選定したキーワードを、狙いたい順番でタイトルに含めていきます。
検索結果の表示順位を決めているGoogleクローラーは、文字を左から順番に認識していくからですね。
タイトル左端から順番に、SEO効果が高いといわれています。
そして一番狙いたいワードを先頭にもってくることで、たとえタイトル末尾の表示が切れても先頭が切れる心配はないですからね。
私の場合「ハタハタ寿司 鈴木水産 通販」の3キーワードを、
「鈴木水産のハタハタ寿司を通販で。まるまる一匹がゴロゴロ!」
これをA案としました。
ハタハタ寿司ではなく鈴木水産を先頭にしたのは、鈴木水産というワードまで含めて検索している読者はもうすでに買うことを決めている可能性が高く、通販で買えるページを探しているだろうと推測したからです。
即効性を狙っているわけです。
もしハタハタ寿司を先頭にした場合、読者はおそらくオススメのハタハタ寿司を探したり比較している段階だと推測されるので、より即効性の高いタイトルの方を選んだわけですね。
ただ他にもタイトルの候補は考えておくべきで、
B案「ハタハタ寿司は鈴木水産がおすすめ!ふるさとの味を通販で。」28文字
C案「通販で買えるハタハタ寿司は鈴木水産がいちばん。その理由。」28文字
などなど。
記事を書いて数ヶ月したら、アクセス数や販売実績などから効果測定をして、必要であればB案やC案に差し替えてみて、また効果測定をします。
ABテストなどと呼ばれていますね。
結果として、よりアクセスを集めたタイトル、より売れたタイトルが正解となります。
地道な作業ですが、本気で狙っていく記事では不可欠ですよ。
読まれるタイトル
SEOの観点からキーワードを重要な順に並べましたが、 人が読みたいと思いクリックするタイトルはまたSEOとは別です。
先ほどのタイトル3案、
A案「鈴木水産のハタハタ寿司を通販で。まるまる一匹がゴロゴロ!」
B案「ハタハタ寿司は鈴木水産がおすすめ!ふるさとの味を通販で。」
C案「通販で買えるハタハタ寿司は鈴木水産がいちばん。その理由。」
このうち、Googleクローラーではなく人間により響くタイトルはどれでしょうか。
私はなんとなくB案のような気もするのです。
だから今後のABCテストで次に試すのは、B案に決めています。
このあたりは、何記事も何百記事も書いていくうちに磨かれるマーケティングセンスのようなもので、そしてセンスだけでなくABテストなどで確証を深めていき、それがまたセンスを磨く材料になる、というサイクルです。
試してみるしかないですね。
私はよくABC案をウチの奥様や子供たちに聞いてみて、より読みたくなったのはどれか、率直な意見をもらっていますよ。
タイトルの変更
こうしてSEOの観点から考えたり、読者の目線から推測したり、テストをしたりして、正解を導き出していくのです。
その過程で、タイトルというのは変更されていくものなんですよね。
記事の中身と同じくらい重要なタイトルは熟考を重ねるべきですし、熟考する価値のある部分です。
例えばですが図書館で本を探しているとき、探しているジャンルのコーナーに行き、まずはタイトルを見ますよね。
そして惹かれるタイトルの本に、手を伸ばしますよね。
それと同じです。
より目につく場所にあり(検索上位表示されている)、より手を伸ばしたくなる(クリックして読みたくなる)、そんなタイトルを求めて、どんどん変更して検証していくべきなのです。
記事タイトルはブログのかなめ!
ここまで読んでもらって、記事タイトルの重要性をお解りいただけたでしょうか。
SEO効果を高めてより検索上位表示され、そのうえでよりクリックされる記事タイトルとは。
これはホントに重要なので、すべて身につくまでこの記事は何度でも読み返してみてください。
ブログで収益を狙っているなら、避けては通れない重要ポイントです。
最良のタイトルで、最大の結果を生み出してください!