幻のガスエビを通販お取り寄せ!刺身でいただく旬の味。

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甘みと旨みはエビの中で一番といわれる「ガスエビ」。

鮮度が落ちるのが非常に早く、ほとんど流通しないことから「幻のエビ」とも言われています。

しかし近年の冷凍環境の充実のおかげで、旬のガスエビが水揚げ後すぐに鮮度そのまま冷凍され、通販でも流通しはじめてるんですね。

僕ぼっくりも、15年以上前に福井の海辺で食べて感動してからずっと目にしていなかったので、超わくわくしながらお取り寄せしてみました!

 

ガスエビを通販お取り寄せ。

こうしてネットで買えるようになりました、いい時代です。

 

ガスエビとは…

正式には「トゲクロザコエビ」で、地方によりガスエビ・ガサエビ・ガラエビ・ドロエビ・モサエビ・ザコエビ・ヒゲナガエビ・トラエビ・越前エビなどなど…

どんだけあんねん!!てくらい別名がありますが、同じエビです。

僕ぼっくりがお取り寄せしたのは「どろえび」の表記でしたよ。

「ガスエビ」と呼ばれることが多いようなので、ここではガスエビで統一しておきますね。

 

今回注文させてもらったのも、いつもの「(有)山米鮮魚」さん。

いつもお刺身ホタルイカなどを届けてもらっています。

今回もいろいろ一緒に注文したので、送料無料です。

 

そしてこれが今回のガスエビ、表記は「どろえび」ですが同じガスエビです。

10尾程度の小さなパックにしましたよ。

水揚げ後すぐに船上冷凍されていますので、届いたときはまだカチカチです。

 

この冷凍技術の進化のおかげでやっと流通するようになりましたが、鮮度の落ちるのがあまりにも早く、色も茶色がかっていて見た目にも他のエビに劣ることから、これまでは地元の人しか食べないものだったんですね。

 

ガスエビの旬は夏以外。

だいたい9月から翌年6月下旬くらいまでが漁期。

ただ、山陰地方や北陸地方では、冬場はカニ漁で忙しいために、エビはほとんど漁獲されません。

なので実際は、4月から6月下旬が流通上の旬です。

 

水温の上がる夏場は獲れません。

海水浴などで夏場に海に向かうことが多いですが、そのときには食べられないんですよねー。

だから、旬に水揚げされ瞬間冷凍されたものを、通販でお取り寄せして自宅で食べるのが、ものすごく現実的で良いのです。

 

流水で一気に解凍するのがポイント。

冷凍カチカチのガスエビを、まずは流水で一気に解凍します。

冷蔵庫でゆっくり解凍させたりしてしまうと、融ける頃には黒変してしまいます。

 

なぜガスエビはそんなに鮮度が落ちやすいのでしょうか。

それは、特にガスエビは水の冷たい深海部にいるエビなので、低温中でもエサのプランクトンを消化できるよう、アミノ酸の分解酵素をかなり多く持っています。

しかしそれが水揚げ後にはガスエビ自身に働いてしまい、タンパク質の分解を他のエビより早く進めてしまう中で、鮮度のいい短時間のうちはとても濃いとろみと甘みを生むものの、その後急速に痛みが進むということになるのです。

その自己消化の早さゆえに獲れたてしか食べられず、鮮度が命のエビです。

…自分を消化しちゃうんですね。笑

だから「幻のエビ」と言われているんです。

流水で3分ほどで解凍されます。

すぐ融けるので、周囲の準備を済ませてから解凍をはじめるようにしましょうね。

 

身はカラをむき、頭は油でさっと素揚げにして盛り付けました。

甘エビなどと比べて赤さがなく、全体に茶色っぽい。

「見た目は悪いが、味は最高。」とも言われているため、この茶色さをネガティブには感じません。

それより早く食べたい…

十数年前のあの感動を再び!

 

…でも食べたらすぐ無くなるので、写真が撮れるのも今のうち。

食べずして、すでにトロッと感が伝わってくる…。

あーもう、早く食べたい!!

 

ガスエビ、十年ぶりに実食!お味は?

もうだめ…、実食!

こちら、ウチのうどん屋の厨房にて。

いきますよ、

はむっ。

 

ぬぅぅぅぅ…っ。

めちゃトロットロ。

めっちゃクリーミィィィー。

そしてめっちゃくちゃ甘い!!!!!

 

1本でこんなに味わい深いんや。

すごいわ。

 

伝わるかな、このトロットロ感。

上の写真とこの写真見てもらったら、したたるお醤油がすでにトロッとしてしまってるのが分かるでしょ?

超絶クリーミーでめっちゃ甘い。

甘エビ5本分くらいの甘さが、ガスエビ1本に濃厚に詰まっているような。

口からエビが消えても、余韻がすごくて…。

その甘さが、ずーーーーーーーっと口の中で続いてる。

 

これに合うのは、めっちゃ淡麗なすっきりキレのある日本酒。

萩乃露 純米 まごころ」をチョイスしました。

これはきっちり冷やして呑むと、すっきり淡麗で後口さっぱり。

呑んでるうちに常温に近づいていくと、お米の甘みとフルーティさが増していく、変化も愉しめるお酒です。

信楽焼のぐい呑みでこいつをクイッとやりつつ、ガスエビをいただく。

 

頭は素揚げにしたのでパリパリとそのまま食べて。

ご家庭であれば、アルミホイルにのせてオーブントースターで3分ほど軽く焼けば、ミソをちゅっと吸って味わうことができますね。

 

1パック総量230gのなかに13尾入ってました。

大きめ7尾、中くらい3尾、小さめ3尾。

そのうち2尾は卵をもっていましたよ。

これまたプチプチとして旨い!

 

お酒をクイッとやりつつゆっくりと食べてたけども、夢もいつか終わりがくるわけで。

いよいよ最後の1本。。。

ありがとうガスエビ、また会える日まで!

 

………。

いや、注文すればまた会えるんですけどね。笑

今回はホタルイカの注文がメインだったので、ガスエビは同梱で少量頼んだだけですが。

これだけ旨いなら…。

フツーに500gとか1kgとかで注文したらよかったな。

次こそは…たっぷり頬張るぞー!!!