コアアルゴリズムアップデートって何?
知っておいたり意識しておかないといけないの?
ブログはこの「コアアプデ」とやらに大きな影響を受けると聞いたんだけど…
Googleの、コアアルゴリズムアップデート。
実はそこんとこ一度は理解したうえで、いずれ意識しないほうが良くなります。
これを最後まで読むと本質がわかり、アプデに翻弄されることも無くなりますよ。
Googleコアアルゴリズムアップデートとは。
Googleは年に数回ほど、検索アルゴリズムの改変をおこないます。
検索結果をより時代に合ったものに改良していくためですね。
これは良いことなのですが、検索エンジンに上位表示されるようあれこれと施策(SEO)してきた人にとっては、恐怖のシャッフルタイムです…汗
かくいう僕ぼっくりも過去に何度もアプデ被弾しており、収益が半減してしまったなんて事はザラにありますよ。
ただGoogleも闇雲にシャッフルしているわけではなく、その軸となる考え方はずっと同じ。
これはGoogleが設立されてまもなく策定された「Googleが掲げる10の事実」として知られています。
それがコチラ。
- ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
- ひとつの事をとことん極めて、うまくやるのが一番。
- 遅いより速いほうがよい。
- Web上の民主主義は機能する。
- 情報を探したくなるのは、パソコンの前でだけではない。
- 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
- 世の中にはまだまだ情報があふれている。
- 情報のニーズはすべての国境を越える。
- スーツがなくても真剣に仕事はできる。
- 「すばらしい」では足りない。
なかでも特に、
「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」
ここに注目ですね。
Googleはユーザー第一主義を貫いており、コアアルゴリズムアップデートを行っても根幹は変わりません。
グーグル先生は「ユーザーに焦点を絞れ」と、答えを示しているわけです。
アルゴリズムを追うのは本質じゃない。
年に数回おこなわれるアップデートでは、たまに改変箇所が発表されます。
たとえば最近では「プロダクトレビュー・アップデート」を行ったと発表されました。
それは、商品レビューをしているページでは、実際に使ってのレビューなのかどうか、ネット上で情報を集めてまとめただけの「コタツ記事」ではないか、実際の使用画像があるか、などが検索アルゴリズムに組み込まれたのだそうです。
こうして行われているのは、やはりユーザーの利便性を第一にしているから。
やはりユーザーが見たいレビューは、ただ儲かればいいと適当に情報をよせ集めたコタツ記事なんかじゃなくて、ホンモノの生のレビュー記事です。
それが検索結果に反映されるようにアップデートが行われたわけですね。
ユーザー=読者に焦点を絞る…
つまり、Googleも私たちブロガーもおなじ方向をむいて進んでいるわけです。
毎度毎度のコアアップデートにあわせて、翻弄される必要はないんですね。
読者満足を第一に進めばよい。
それは、もともとGoogleがあろうがなかろうが目指すべきところですよね。
次は「ヘルプフルコンテンツ・アップデート」を行うと発表されています。
こんな毎回のアプデにいちいち焦点を合わせていたら、正直キリがないんですよ。
アルゴリズムの変動なんてのは、気にしなくて良いのです。
アルゴリズムにあわせる意識ではなく、読者にあわせるべきであって。
Googleも筆者も、おなじ方向をむいているわけです。
だから難しく考えず、読者のことを第一に考えていきましょう。
もうGoogleのことは考えない?
「Googleが掲げる10の事実」でも分かるとおり、Googleが考えていることはブログ筆者も考えるべきことばかりです。
どちらも読者のほうを向いていて、読者の利便性や満足度の向上をめざしている。
ならば、もうGoogleは無視しちゃっていい?
「ユーザーに焦点を絞れ」に全集中して、もはやコンテンツの内容にとことんこだわっていけばいいんじゃないだろうか。
このあたりは僕ぼっくりも考えていることで、検索のかなめ「キーワード」にのみSEOの観点をこらし、あとは読者ファーストで考える。
そして実際そうしています。
キーワードを意識するのは「タイトル>見出し>本文」という順でウェイトを置いており、本文になればほぼキーワードの意識はありません。
それよりも、そのキーワードで検索した読者の意図と、その読者の役に立つ内容にこだわって書こうという意識ですね。
もうもはや、ここを満たしにいけばGoogleなんて別に意識しなくていいんじゃないかと思っています。
YMYLとE-A-Tの話。
いくらGoogleを意識しなくてよいと考えていても、YMYLとE-A-Tは別です。
YMYLは、「Your Money Your Life」の略で、人にとって影響の大きい「金」「体」「心」にかかわる分野については特に厳格にジャッジしますよ、というSEO指標です。
具体的にいうと、金融・投資・医療・美容・恋愛・結婚などが大きく影響を受けています。
またそこにも影響する指標として「E-A-T」があり、「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」が重視されるようになりました。
基本的にはどのジャンルであろうとE-A-Tは重視されるようになっていて、とくにYMYL分野にはより大きく影響しているようです。
YMYL分野はもはや個人ブログが入る余地のないほどにGoogleのコントロール下にあり、もう率直にいって避けておいた方がよいかと思われます。
ただ個人ブログでもE-A-Tを高めることは可能で、これはつまり「ブランド性」ともとれる指標だからですね。
プロや専門家でなくともメチャクチャ詳しかったり、長い年月をかけて取り組んでいたり、ひとつの分野について経験にもとづいた記事をたくさん書いていたりと、個人のブランディング次第でE-A-Tの攻略ができるのです。
そこにひとつ影響を与えていると言われているのが、SNSです。
SNSの重要性。
E-A-Tの評価基準として、いまはSNSの影響が考慮されているといわれています。
それも、まあまあ大きな比重で。
SNS経由でのアクセスが多い記事やブログ、またブログと紐付けたSNSのフォロワー数が多いことなどが、SEOに影響を与えているというのです。
たしかに個人のブランディングができている場合はSNSからの流入は増えるはずですし、Googleはそこも見てるんですね。
もう何もかも見られていて…コワイですよねぇ。笑
もうGoogleなんて意識しなくていいとは言っても、ブログはやっぱり検索からのアクセス流入が大きいので、YMYLを避けてE-A-Tを高めることは考えていないといけません。
そうするとSNSで自分のブランド性を高め、さらに検索だけに依存しないようSNS流入を増やすことは、今後のブログのあり方として必要なんですね。
SNSでの影響力を高められていると、よりSEOに依存しないブログを作ることができます。
…ということは、、、、、
SNS経由であれば、YMYL分野であろうとアクセス流入経路をつくれるわけですよ。
あれ?これって裏ワザなんじゃないの??笑
まあそれくらい、SNSとブログは両輪で進んでいくべき時代となっています。
とくにブログのような文字主体のメディアはTwitterとの相性がよいので、そちらのアカウントも育てていくべきですね。
最低限のSEO施策でよし。
がっつりとSEO施策をしていくと、正直めっちゃ疲弊します。
なぜならそれは、やっぱりコアアルゴリズムアップデートが行われるから。
そのたびに検索順位が変動し、それに翻弄され、またアルゴリズムにあわせにいき、またアップデートが行われ、翻弄され…
そんな負の無限ループからは、とっとと脱却しておきましょう。
どうするかというと、基本であり効果の大きいSEO施策のみに抑えておくことです。
要はタイトルと見出しに集約されているといっても、過言ではないですから。
そのあたりのタイトルや見出しの導き出し方、必要なSEO施策を踏まえて質の高い記事を書く手順は、こちらにまとめています。
もし今の書き方や施策について不足や不安があるなら、ぜひ読んでみてください。
これ以外の施策は、もはや不要です。
年月を経ても不変のもの。
検索の実権をガッチリと握っている、Google。
「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」
検索アルゴリズムは変わっても、この基本は変わっていないわけです。
だから我々ブロガーは、変わらないところをガッチリ握っておけば良し。
いまはアルゴリズムがこうだ、次はアップデートによってこうなった、じゃあ次は…
年月とともに、アルゴリズムはころころと転がるようにアップデートを続けます。
そんな検索アルゴリズムとのいたちごっこはやめて、読者のほうを向きましょ。
「ユーザーに焦点を絞れ」。
そうすると、他のものはみな後からついてくるんだってさ!