オリオンビール特別醸造「75BEER ベルジャンホワイトエール」!

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いよいよフィナーレ。

偶然の出会いからスタートした、75BEERの飲み比べ。

ピルスナーからはじまり、IPAと続いて、そして今回の「ベルジャンホワイトエール」でフィナーレとなる。

「あれっ?75BEERのシリーズってもうすこし種類なかったっけ?」

と気付いた方は…するどい。

そう、ペールエールが足りないのだ。

そして75BEER(名護ビール)シリーズからは外れるが、78BEER(那覇ビール)なるものも存在するから気になっている。

いずれ紹介できるだろうか。

  

なにはともあれ、いま味わっているのはこの飲み比べパックの3種類。

そしてこの真ん中の淡い色のが、ベルジャンホワイトエールである。

 

ベルジャンとは何ぞや。

おそらくだが「Belgian」と綴るのだろう、これはベルギーと関係があるぞ?

ということで調べてみたら…当たった!

けっこうなアホゥの僕ぼっくりが当ててしまうんだから、きっと世の常識レベルなのかもしれない。

 

でもいいんだ、なにごとも勉強だよ。

そしてこのペースだと一生勉強しても平均にも追いつかないだろうから、それならいっそ好きなことしか勉強してやらないんだからぁ…!!

 

まあ、落ち着いて。

「ベルジャンホワイト」とはベルギーのヒューガルテン村で醸造されていた古来スタイルの製法で、一度は廃れながらも現在はこうして少数ながら復活している。

オレンジピールやコリアンダーを添加したさわやかな風味が特徴であるという。

…ん?なんかこのくだり最近聞いたような。

と思ったら、最近飲んだ「水曜日のネコ」がそれであった。

まあひとまずここは、ベルジャンがベルギーに関係していることを見事に当てた(!?)そのヨロコビだけでいい、ウンチクはこのくらいで僕には十分である。

つまりですが…はやく呑みたいんですよ。笑

 

はやく呑め。

自分でごちゃごちゃ言って、自分をじらしてしまった。

はやく呑まねば。笑

プシッ!とくとくとくとくとく…

あせりで手が震えてるじゃないか…泡立つからぁ!

おちっ、落ち着けって。。。

よしよし、この泡の具合でいい。

そして、セットポジション!

そういえばオリンピック競泳を見てたとき、スタートの合図で「てきょまー」みたいに言ってるの、アレなんて言ってるんだろう。

なぜか今ふと気になったけど、いいや気にせずスタートしよう。

 

「てきょまー、ピーン!」

はいっ!コクリ…!!

ほっほーぅ、そっちか…。

はかない系か。

いきなり吉永小百合がアタマに浮かんでびっっっくりした。

 

あ「履かない系」じゃなくて「儚い系」のほうである、お間違いなきよう。

競泳の瀬戸大也もちゃんと海パン履いてるよ。

安心してください。

 

もっかい注ぎ足す。

あぁーやっぱり吉永小百合さんだ。

ふわっとまろやかにフルーティな香りをともなって、お上品に入ってくる。

ぐっとくるコクではなく、泡の合間合間にひらひら浮かぶようなコクを見つけながら飲みすすめる感覚だ。

苦味はほんの表面にだけうっすらと乗っているようで、スパイスのさわやかさが勝る。

 

味わいにさほどのピークをもたず、こちらに味を探らせてくれる感じが楽しいなぁー。

そして去りかたも儚げに、ほのかな甘みだけをのこして静かに静かに消えていく。

なんて侘び寂びのあるビールなんだ…

夏の終わりのあのセンチメンタルさのよう、初冬のちらちら雪がアスファルトにしゅんと溶けるような、あの脆さや儚さも感じさせてくれるのだ。

なのでいま寂しい気持ちのひとは、きっと泣いてしまうだろう。

心して呑んでほしい。

そんなことを言っているうちに、いよいよ最後の一注ぎ。

 

これはもしや、シャンパングラスで呑んだほうがいいビールかもしれない。

味わいもシャンパンのそれに近いものがある。

これもビールだと云うんだから、こちらの世界も広いなぁー。

 

吉永小百合さんとの晩酌、最後のひとくちまで愉しませてもらいました。

なんだか甘酸っぱい青春の恋のようなビールです。

 

75BEERシリーズの〆にいい!

原料となる小麦には「島麦かなさん」を中心とした沖縄県産の小麦にこだわっていたり、オレンジピールではなく沖縄県産「たんかん」ピールを使っていたり。

沖縄を存分に感じられるのもイイですねぇー。

 

ピルスナーからはじまり、IPAと続いて、今回のベルジャンホワイトで締めたわけですが。

おすすめしたい飲む順番は、

「IPA→ピルスナー→ベルジャンホワイト」かも。

 

ガツンとくるホップとシークヮーサーの分厚い苦みが楽しい、IPA。

そして苦み深み香りコク全てが高次元バランスして何よりも濃かった、ピルスナー。

そして特徴的なさわやかさと儚い余韻を上品に楽しむ、ベルジャンホワイト。

…ホントどれもがイイ味だしてます。

 

ベルジャンホワイト単品でも売ってるけど、このシリーズはやっぱり飲み比べが楽しいね。

ベルジャンホワイトエールは、おうちに吉永小百合さんがくる感じ。

75BEERシリーズの〆に…愉しんでね。