ブログのアクセス解析にサーチコンソールを使う方法【入門】

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ブログのリライトに、アクセス解析は欠かせません。

定番のツールは2つ。

Googleサーチコンソール

Googleアナリティクス

こちらですね。

 

サーチコンソールは、ブログにアクセスする前の読者の行動解析。

アナリティクスは、ブログにアクセスした後の読者の行動解析。

アクセスの前と後の解析ツールです。

 

今回は、アクセス前の行動解析をする「サーチコンソール」の使い方について解説します。

>>アナリティクスの記事はこちら<<

 

サチコで何が分かる?

さて、今回はサーチコンソールの話です。

 

Googleサーチコンソール

 

サーチコンソール、通称「サチコ」と呼ばれています。笑

無料で利用できる、アクセス解析には欠かせない便利ツールです。

サーチコンソールで分かるのは、おもに以下の通り。

・検索されたキーワード

・平均掲載順位

・合計表示回数

・合計クリック数

・平均クリック率

こういった検索パフォーマンスを調べることができます。

 

このようにグラフ表示ができ、過去からの推移を見ることができますよ。

データ取得の範囲指定ができますが、標準では「3ヶ月間」になっています。

トレンド要素の強いジャンルを扱っているブログでは、この範囲を「過去 7 日間」にして直近の流れを重視する。

普遍的なジャンルでは、範囲指定は標準のままか「過去 28 日間」くらいで良いでしょう。

 

実際にアクセス解析として利用する場合は、このグラフの下にあるデータを見ていきます。

このデータにも、先述した範囲指定が反映されています。

この図の左端の「上位のクエリ」直下には、実際に検索されたキーワードが表示されるのですが、Googleの規約違反になってしまうので公開はできません。

 

では、実際にこのデータをどのように利用するのか、見方を解説します。

 

データの見方。

このキーワードや数字だけを眺めていても、解析にはなりません。

このデータを読み解いていくことが重要です。

 

このブログ全体をとおして、

読者にとって価値のある記事を書くことが大事だよ、

読者の需要に応えていくことが大事だよと、

まあまあ口をすっぱくして言っています。

 

読者の需要は、データのどこに表れるのでしょうか。

 

表示回数でソートする。

読者の需要とは、どこに表れるかというと…

ここです、「表示回数」の部分。

ここをクリックすると、表示回数の多い順にソートされます。

ここから読み取れることは、「この表示回数の多いキーワードで検索順位を上げると、大きな効果が期待できる」ということ。

たとえばこのデータでは、一番上のキーワードの掲載順位は10.6位ながら、表示回数が17529回と多いですね。

10.6位ということは検索結果2ページ目になりますが、それでもこれだけ表示されているというわけです。

需要の大きなキーワードであることが読み取れますね。

積極的にリライトして、掲載順位を上げていくべきキーワードだと特定できます。

せっかくリライトするなら、このように効果のあるキーワードの記事から取りかかるべきですしね。

 

このように、検索結果2ページ目(10位以下)にあるのに検索需要の大きなキーワードは、優先的にリライトして1ページ目をめざしたいですね。

 

さらにこのデータでみて、3番目と4番目では、4番目のほうのキーワードを積極的にリライトします。

3番目は3.7位で表示回数8474ですが、

4番目は9.8位ながら表示回数7259もありますので。

4番目のほうが、少し順位を上げるだけでも表示回数を伸ばせるだろうと推測できますね。

 

表示回数でソートすることによって、おもに需要の大きさを測ることができます。

 

掲載順位でソートする。

次に、掲載順位でソートします。

このように、自分のブログに検索流入したキーワードのうち、掲載順位の高いものから順に並べ替えられます。

上位のものは、いま自分のブログの強みになっているキーワードということですね。

 

ここで見るべきは、「CTR」の数字。

CTRとはクリック率のことで、キーワード検索結果の画面でどれだけのクリック率があるかを示しています。

これには基準値のようなものがありまして、これと比較することで見えてくる要素があります。

こちらが基準値、掲載順位ごとの平均クリック率です。

これはSISTRIX社の調査によるもので、ブログのジャンルにもキーワードにもよりますが、それぞれの掲載順位における平均クリック率を示しています。

1位 28.5%

2位 15.7%

3位 11.0%

4位 8.0%

5位 7.2%

6位 5.1%

7位 4.0%

8位 3.2%

9位 2.8%

10位 2.5%

これと比較し、自分の記事のクリック率が低ければ、リライトの余地が大きいということですね。

 

検索結果には表示されているのにクリック率が低いということは、記事タイトルやディスクリプションを改善するべき目安になります。

検索結果に、記事はこのように表示されるからです。

↓↓↓

↑記事タイトルが上にあり、下にあるのがディスクリプション(いわゆる説明文)ですね。

検索結果に表示されているのはコレだけなので、ここを改善することでクリック率上昇を狙うわけです。

よりクリックされる、読みたいと思わせる、そんなタイトルとディスクリプションに書き換え、効果測定を繰り返しましょう。

この記事が参考になると思います。

 

図を見たとおり、検索表示順位が高いほど当然クリック率も高くなります。

図では10位までしか示されていませんが、10位以下は検索結果2ページ目以降になるので、クリック率はぐっと下がります。

なのでリライトで優先すべきは、

最優先:10~20位の記事

2番目:10位以内で下位の記事

3番目:20~30位の記事

となってきます。

 

30位以下の記事は?というと、ひとまず放置ですかね。

そのまま放置しっぱなしということも、多々あります。

リライト効果の高い、優先順位の高い記事から取りかかりましょう。

 

そして検索下位の記事をリライトするよりは、新規で記事をどんどん書いていくことのほうが優先度は高いです。

新規でまた需要を掘り起こせるからですね。

 

ページ単位でも見られる。

標準では、ここまでで説明したように「クエリ」つまりキーワードを軸にしたデータになっていますが、ページ単位でもデータを見られます。

サーチコンソールは基本的に、アクセスする「前」の行動データ。

実際の記事ごとのアクセス数と比較しながら、流入には至っていないがアクセス一歩手前まできていた表示回数などを見てみてください。

ここからもリライト対象とする記事を特定していけますね。

 

サチコで便利にアクセス解析!

幸子、いやサチコ…サーチコンソール。

ブログのアクセス解析には欠かせない便利ツールです。

日常的なアクセス解析での使い方を紹介しましたが、サチコ内のいろんな項目をクリックしてぜひ使いこなしてみてください!

 

リライトの判断には、これに加えて実際の検索結果を見ます。

競合はどういったサイトか、内容は自分のブログと比べてどう違うか、リライトして勝てそうか、そこも大きな判断基準です。

データと競合をしっかり見て、ブログを強化していきましょう!