あなたの身の回りを、見渡してみてください。
ずっと触らず動かさずに、ずっとそこに置いてあるモノ。
選ぶのに悩むほどの、同じ用途のモノたち。
買ってみたけど一度も使ってないモノ。
…あるんですよねぇ。
なんでこんなにムダって増えちゃうんでしょうか。
ここんところを考えてみよー、という回です。
本当に必要なモノって、実はとても少ない。
きょう触ったものを考えてみましょう。
朝起きてコーヒーを飲みながらスマホでニュースを流し読み。
カンタンに朝食をすませ、歯磨き。
洗濯物を干し、仕事着に着替える。
仕事に行く。
仕事から帰る。
晩ごはんのあとに風呂に入る。
ちょっとパソコンでYoutube見ながら歯磨き。
寝る。
さて、この生活のなかで必要なモノとは?
めっちゃくちゃ少ないはずですよね。
週5は仕事だとして、あとの2日はまた違います。
そこには、自分の娯楽に関するモノがあってもいいかなとは思いますが。
基本的に、週5の仕事日はとってもシンプルなモノだけでいいんじゃないかと。
工夫して、物を減らしてみる。
ちょっと私ぼっくりの例を出してみていいですか。
たとえば、靴下。
左右対称のものを10ペアもってます。
「なんや!右足ばっかりやん!左足どこいったぁぁぁ!!!」
の悩みとはこれでオサラバです。
ちなみに夏用と冬用の厚さの違うやつを10ペアずつです。
穴があいて片っぽ捨てても、もう片っぽはどれとでもペアを組めます。
Tシャツは、黒の無地のを10着。
毎朝、迷わずに済みます。
洗濯物が乾いてない!なんかで焦ることもありません。
春秋はそれにパーカーを羽織り、冬はさらにジャケットを着る。
パーカーは3着、ジャケットは2着です。
靴はフォーマル1、カジュアル1、スポーツ1です。
ちなみに今はその黒Tだけでいい仕事をしているのですが、サラリーマン時代もスーツ3着に形状記憶のYシャツ5枚とネクタイ3本のみ。
靴下は今と一緒です。
洗濯物は基本たたみません。
干したハンガーのまま、クローゼットにしまいます。
そのほうが、たたみシワもつきません。
パンツやくつしたは箱へ放り込み、タオル類もたたみません。
意味がないからです。
一時期、副業カメラマンだったのでゴリゴリの一眼レフカメラを持っていましたが、今はiPhoneのカメラのみ。
十分でしょう。
キッチンにあるタッパー類は、四角くて大中小で重なるのを6個ずつ、丸いのも大中小を4個ずつ。
鍋類も直径を3センチずつ違うのをいくつか。
丸いものは直径がちょっとずつ違うとすべてマトリョーシカのように重ねられるので、収納スペース超少なくて済みます。
四角いものは、買う前にちゃんと重なるかをチェックです。
お箸は、無地の竹箸を20膳。
ペアを探す手間がまったくナシ。
電気製品はできるだけ単3電池使用のものに統一し、充電済みの単3充電池を20本ストック。
最近なんでも内蔵充電池式になってるけど、充電なくなったらタダの置物になってしまう。
単3電池式に統一しておくと、充電なくなっても交換したらフレッシュに使えるし、使い回しもできる。
外出時に必要になっても、コンビニでアルカリ電池が買える。
内蔵充電池式の電気製品なんて…めちゃくちゃ融通きかないのになんで主流なんだろ。
布団は、封筒型の寝袋をジッパーを全開にして広げ、それに布団カバーをつけただけ。
冬用の寝袋は中綿がダウンで温かく、キャンプのときだけ使うなんてもったいないし。
それに、寝袋はずっと畳んだままにしておくと中綿がヘタるので、普段から使う方がいいんです。
キャンプに行ってる間は、家に布団いらないんだし。
…まぁ、数え上げればキリがないほど。
ごめんなさい、ついついアツく語っちゃいました。笑
買う前にしっかり迷って吟味したら、その後は時間がとても有効に使えます。
モノを減らすと、基本的に「迷う」という時間がなくなるんですよね。
捨てる勇気、買わない勇気。
「本当に必要なモノは、実はとても少ない。」
この観点で身の回りを見てみると、いらないものがたくさん目についてきます。
あってもいいんですけど、なくてもいいモノたち。
そして「これ…どうしよ。」となります。
捨てます?置いときます?
なにも捨てる必要はないので、ヤフオクやメルカリに出品して売ったり、リサイクルショップに持ち込んだり、友人にあげたりして活用してみては。
とにかく「ただ置いている」という状態は、やめた方がいいです。
それなら捨てたほうがいい。
そこにあることに意味がないものたちに囲まれていると、脳内も混乱状態になってしまいます。
科学的にも証明されているようですよ。
乱雑な室内と、整然とした室内では、思考の効率がかなり違うのだそうです。
本当に必要な、意味のあるもの以外は、手放したほうがよいのです。
あらゆるものに意味を持たせる。
ここまでは「モノ」に注目してお話ししてきましたが、「コト」もおなじ。
本当にすべきコト、これも実はとっても少ないんです。
たとえば、私ぼっくりは飲食店をワンオペで運営しています。
私の仕事は、食べ物を通じてお客さまに満足を届けること。
ただし、私個人のこだわりとして「それを1人で」やっています。
1人では問題ないのですが、2人3人4人…となってくると、想いや熱量にバラつきや差がどうしても出てきます。
だから1人でやる。
そうすると、品質を向上させながら効率も上げる必要があります。
まず1人でやっている「遅い」という弱点を克服しないといけません。
だから厨房内のモノの配置や動線をとことん追求し、使用食材や仕込み方、メニュー構成や価格設定も、熟考に熟考を重ねつづけています。
日々いろいろ考え試行錯誤しますが、「お客さまに満足していただく」が、ゴール。
頭のなかは常にシンプル。
ここが大事。
仕事に向かうモチベーションがシンプルであること、とても大事です。
仕事という視点から、さらに「人生」という広義にまで視野をひろげてみます。
いま生きてる目的は何ですか、何を大事にしていますか、楽しみは何ですか、これからなりたい姿はどんなものですか…。
…なんか宗教じみた言葉が並びましたが、安心してください。笑
そういうのじゃないんで。
いわゆるそういう、人生で向かっていきたい自分の姿や、今あるヨロコビなんぞを、一応やっぱり自分ではハッキリ認識しておくべきなんですよね。
そして、それに必要のないものは、やめていくべきなんです。
人はだれでも平等に1日24時間と決まっているし、必要のないことをやりつつ理想の姿にもなる、なんて余裕ぶっこいてたらアカンのですよ。
そんなの叶いっこない。叶うわけないですよね。
コロナ禍で飲み会というものが減って、気付いた人も多かったと思います。
「それ必要?」
出張や会議、そもそも毎日の出勤。
「それ必要?」
となったわけです。
結果どうですか?
時間効率が上がったり、業績が上がったりという方も多いでしょう。
そして幸福度、上がったんじゃないですか?
自分の時間が増えましたよね。
もし上がってないのであれば、それは必要だったということです。
どちらにしても、よい判断材料とキッカケにはなりましたよね。
必要のないコトを「必要ない!」と認識し、捨てる勇気。
これはメルカリに出せませんので。
そして必要のないことをやめた時間で、本当に必要なことをやる。
そうしたら、理想の姿になれるかは分かりませんが、確実に近づくのは間違いないわけで。
それって大きなモチベーションになるし、なにより日々が活気づきます。
力が湧いてきます。
こういう状態で生きていかないと、もったいないんですよ。
せっかく受けた生なんだから。
…あーまた宗教チックになる。。。笑
そういうのじゃないんで、安心してください。
つまり、いらんコトしてる暇なんてないんです。
結果、時間が生まれる。
身の回りを、
本当に必要なモノだけにしました。
本当に必要なコトだけにしました。
そうすると結果、時間が生まれます。
そりゃムダがなくなったんですからね。
それまで、それだけのムダがあったということです。
モノを選び、コトを選んだことで、1時間が生まれたとしましょう。
たとえば、いつも寝不足だった人なら。
1時間多く寝られることで、元気と活力が戻ったことでしょう。
たとえば、ゲーム大好きだけど仕事の日はやる時間がない人なら。
毎日1時間プレイできるようになり、めちゃくちゃレベルアップ。
たとえば、子供の寝顔しか見られない日々のあなた。
いっしょにお風呂でおしゃべりする時間が作れます。
…これ2年前までのわたしの話。笑
たとえば、もっと仕事に人生に向上していきたいあなたは。
読書をする時間が、毎日1時間作れるようになりました。
もちろん人生がおおきく進んだことでしょう。
ちなみにこれ、たとえば1時間の話。
実際には、私は5時間もの時間を生み出しました。
…それまでどんだけムダだらけだったんだよ、と。笑
いままでに「あぁ!!1日24時間じゃ足りない!!!」と思ったこと、ありませんか?
私はめっちゃ思ってました。
1日30時間にしてくれ!!って。
でも5時間も生み出せたのなら、1日30時間になったのと同じ感覚なんですよね。
超ハッピーじゃないですか。笑
時間は人生そのものです。
有限なんですから。
何よりも大事です。
だからムダなモノ、ムダなコトなんて捨てて、意味のあることだけに時間を使いましょ。
本当、くつした片っぽ探してる場合じゃないんですよ。笑
あなたの本当に愛するモノ、者、コトに、大事な時間を使ってください。