まずはおさらいです。
日本三大珍味とは?
「塩うに・からすみ・このわた」ですね。
なんとそれを全部ブレンドしちゃった「海味賜(うまし)」という、ちょっとコンセプトもネーミングも馬鹿っぽい(失礼…)酒肴があるとの情報で、通販お取り寄せしてみました!
海味賜(うまし)を通販お取り寄せ。
50gで約2000円…うーん高い。
さすが日本三大珍味だぜ。
お買い上げクリックする指の重いこと…笑
これはしっかり背筋をのばして食せねばなりません。
さて、届いたのがこちら。
でんっ!
なんとか大きく見せようと下から撮りましたが、中身はたったの50gです。
ラベルにも書いてありますね「日本三大珍味」の文字が!
「塩うに」は、おもに福井県で採れる越前雲丹を使用し、塩漬け熟成させたもの。
「このわた」は、愛知県や静岡県を名産地とし、なまこの腸を塩漬けにして熟成させたもの。
「からすみ」は、長崎県を名産地とし、ボラの卵巣を塩漬けにして天日や寒風で乾燥熟成させたもの。
前述の2つと違って「からすみ」だけはネットリねばねば系ではなく硬さがあるので、ココで使われるのは「生からすみ」なのかな?
いろんなワクワクを抱えつつ、さあ開封してみましょう。
これが海味賜!お味は??
ぱかっ。
くんくんくん…おぉー。
即座にその香りを確認してみたが、なるほど海の珍味系の熟成臭がしますね。
お酒好きや海鮮珍味好きにはたまらない、強烈にそそる薫りです。
少量しかない貴重品、ちいさな小皿に盛りましょうか。
おぉっ!ねばーっと伸びる!
このわたの仕業かっ!
そっと、小皿へ。
…5gくらい。笑
高級品はゆっくり食べたいので、ね。
そしてちゃんと日本酒も用意しましたよっ!
それでは、おごそかに。
いきましょう。
はむっ。
ぐぬぬぬぬっ…
なんという濃厚さ。
なにこれ、超ウマイ。
塩うにの絶妙な甘塩加減とコク、このわたの磯の香りとクセある複雑な味わい、からすみの独特の粒感と舌触りと深い旨み、それらが境界なく一体になっている。
うまく三大珍味がそれぞれを引き立てあっているし、すべての絡みもよく、全体としての完成度がかなり高い。
すばらしい。
それぞれが日本代表レベルの珍味なのに、ケンカせず全てがバランスしてる。
なんだか、黄金時代の「三浦知良・北澤豪・ラモス瑠偉」を連想してしまったではないか。
コンセプトやネーミングが馬鹿っぽいとか言ってゴメンナサイ、僕ぼっくりのほうが馬鹿でした。笑
これ、四大珍味めができちゃったんじゃないの!?笑
ご想像の通り、日本酒との相性もかなりいい。
うーん、この相性のよさはなかなか、目をつぶってしまう。
この深い味わいを流してしまわず同調してくれる、すこしフルーティな日本酒が合うと思います。
ごはんに乗せても旨しっ!
一応ね、日本を代表する珍味たちが一堂に会してくれているので、日本を代表する酒のつぎには日本を代表する主食とあわせてみる必要があります。
いちおう僕も日本を代表する呑んべぇとして、毅然とした態度でその試合のゆくえをジャッジする必要があるのです!!!
…なんかよくわからんなってきたので、食べます。
はむっ。
うぬぬぬ!
当然ウマーイ!!
これは手巻き寿司にちょこっと加えても、ちょっと豪華に軍艦巻きみたいにしても(1貫1000円くらいになるやん!笑)ぜったいウマイ。
勇気のある方はぜひやってみてください!
…というのも、貧乏性のぼっくりは海味賜の旨みがごはんで薄まってもったいない気がして、普通にそのままをチビチビ食べようと思ったのでした。
なんせ高いので!
海味賜うまし! だけど高い。
素直にいって超うまい!!!
けど高い!!
うまたか!
賞味期限は冷凍で1年ほど。
冷蔵にもどしたら早めに食べたいですね。
あんまりチビチビゆっくり食べすぎて痛ませたら、たぶん泣いちゃいます。
だって高いから。
なにか良いことがあった日に、特別な日に。
「こんなもん高くないわ!」というブルジョアな方もぜひ。