「氷頭なます」ってご存知ですか?
鮭の頭、鼻とおでこの間くらいにある軟骨部分を甘酢漬けにしたもので、東北や北海道の郷土料理なんだそうです。
お正月や慶事なんかに食べられるそうで、ちょっとめでたい珍味なんですね。
僕ぼっくり、実をいうと氷頭なますなんてなーんにも知りませんでした。
だいたいそんなところに軟骨があるのも知らなかったし、氷頭を「ひず」と読むことも初めて知りました。
いつもの通販酒肴放浪をしていて見つけたのですが、意外にも安かったので、お取り寄せして初挑戦してみることにしました!
氷頭なますを通販お取り寄せ。
ね、意外にも安いんです。
でもこれだけ注文すると送料がもったいないから、他にもいろいろ注文してみることにしました。
このお店「さかなのデパート三栄」は魚介系のおつまみが本当に豊富で、同梱で注文するものを選ぶにもいろいろあってワクワクしますよ。
ほら、こんなに注文しちゃいました。笑
こんなにたくさんのおつまみに見つめられて…なんて幸せな図なんでしょう。
この「加久の屋の氷頭なます」は350gのパックだったので、さすがに一度では食べきれません。
お取り寄せしたおつまみを一気にシンクで半解凍して、ちょっと手間だけど1食分ごとに小分けして再冷凍しておきます。
小分けするのは面倒だけど、食べるときは超ラクですよ!
こんな感じで、40g弱ずつに分けて9食分とれました。
そして再冷凍しておきます。
「8食しかないやん。」って言われそうですが、そう、1食は今から食べるのでぇ~す!
氷頭なますを実食!お味は?
何とも不思議なビジュアルです…
なんか頭部のMRI画像みたい。
…そりゃそうか、実際に頭部のスライスなんだから。笑
そして意外にも一つ一つが大きくて、こんなのが鮭の頭には入ってるんですね。
頭突きをした時の衝撃を和らげるクッションなのかな? なんなの?
まあそこんところは今後どうしても気になったら調べてみるとして、今日は食べましょう、食べましょう。
いきますよ。
はむっ。
おぉー、やっぱりすごい独特の食感。
これは何かの食感と似ているぞ…と考えること2分ほど。
あっ! アレや!
ナタデココや!!!
一時期めっちゃくちゃ流行った「ナタデココ」と、ほぼ同じ食感です。
これは楽しい!!
そしてお味はというと、とてもまろやかで甘辛バランスの整った甘酢がほんのりと浸みていて、これは抜群に旨い。。。
しかし氷頭の味というのはかなり淡泊なのか、すこし控えめな甘酢の味以外には、がんばって味わってみても分からない。
ただ、この甘酢の加減が絶妙で、抜群に旨い!!!
氷頭なますに合うお酒は?
この上品で控えめな甘酢を消さない、すっきりとした日本酒を合わせてみる。
チョイスしたのは、これ。
「松の花 吟醸 SORA宙」このお酒はこれまで何度も登場してるけど、控えめな味のおつまみを生かしてくれる本当に良いお酒なのです。
これをクイッと口に含みつつ、氷頭なますをちょいとつまみつつ。
晩酌は進んでいきます。
いやーしかし、やっぱり相性ばっちりでした!
酒も肴も旨い!!
氷頭なますに、たまり醤油をすこしつけるとメッチャ旨い!
なんとなくやってみた醤油ちょんちょんが、爆裂に旨かったので驚いた。
さしみたまりをちょっとつけただけで、なぜか甘酢の旨みが超絶に引き立ったのです。
なんでかは分かりません。笑
でもこれは、絶対にやってみてくださいね。
さて、ちょっと試しに。
あしらいとして添えていたわかめを包んで食べてみます。
うん、水っぽくなっちゃって旨みが薄まりますね。
却下。
ということは、これもダメ?
大根おろし。
わかめよりはピリッとしたアクセントが効いてアリだなとは思ったけど、やっぱり全体的に旨みを薄めてしまっている印象。
やっぱり却下。
つまり氷頭なますは、なにも添えずにさしみたまり醤油を少しだけつけて食べるのがベストじゃないかと!
なんて手軽なんでしょう!笑
口の中を超楽しめる食感と、上品で絶妙な甘酢、そしてなぜか相性抜群だった刺身たまり醤油。
いやーこれホンマ旨い、また堪らんおつまみに出会ってしまったー!!!
そしてこれ、350gという大容量なので、あと8回も楽しめちゃうなんて。
ぼかぁーシアワセだなぁー☆
氷頭なます、酒肴経験値アップ間違いなし。
世の中には本当にいろんな酒肴があるんですねぇ、果てしないです。
氷頭なますは、コラーゲンやプロテオグリカンを多く含んでいて美容や健康にも良いみたい。
1尾の鮭からわずか1%ほどしか採れない希少部位だけど、最初に食べた人ってよくこの部分に着目したなぁーと感心してしまう。
希少で珍しいものだけど、意外にも安く手に入っちゃうのは嬉しいです。
ぜひとも一度試してみてくださいね。
酒肴経験値アップ間違いないですよ!