「カニバリゼーション」という言葉をご存知ですか?
カニバライゼーション=共食い、という意味がありまして。
ブログでいうと、同じキーワードについて重複したコンテンツが1ブログ内にあり、SEO評価を落とすことを指します。
せっかく頑張って記事を書いているのに、それがSEOにとって逆効果になるわけです。
最悪ですね。汗
そんなカニバリゼーションを回避するには、どうすればよいのかを解説します。
これを踏まえておくことで、知らぬうちにSEO評価が落ちるのを回避できますよ。
重複コンテンツを生まない方法。
まず、なぜブログ内に重複コンテンツがあるとSEO評価が下がるのか。
それは、同一ブログ内の複数ページで同じキーワードを狙って書かれた記事があれば、検索エンジンがどのページを表示すべきか混乱が生じるからです。
これは読者にとっても同じで、ブログ内に同じような記事がたくさんあれば、どれを読むべきか分からないですよね。
それを回避しないと検索エンジンとしては評価できないよ、という事なのです。
では、重複コンテンツを生まない方法とは。
方法は3つあります。
1記事1キーワード
まずはキーワード選定の段階で、1記事1キーワードを徹底すること。
たとえば「ブログ 収益化 方法」というキーワードで複数の記事を書こうとしない、ということです。
それがブログ内で共通しているテーマだとしても、1記事に抑えましょう。
もし類似の記事を書きたいとしても、
「ブログ 収益化 方法」
「ブログ 収益化 手順」
「ブログ 収入 目安」
などのように、キーワードと内容をすこしずつズラして、類似しないように気をつけます。
もし重複するなら、元々ある記事への加筆リライトに力を入れたほうが効果的です。
書く前の段階で、1記事1キーワードの原則を徹底するという方法ですね。
そのキーワードで検索してみる。
狙っているキーワードですでに記事を書いてないか、実際に検索して見てみます。
執筆前のリサーチで競合を見るついでに、自分が過去に同じキーワードで書いてないか調べておくと良いですね。
たとえば「ブログ 収益化 方法」で記事を書きたい場合、
「ブログ 収益化 方法 ぼっくりコム」のように、最後に自分のブログ名をいれて検索してみます。
そして検索結果50位くらいまで見て、なかったら執筆OKです。
もしあれば、新たに書くのではなくて加筆リライトを検討するか、別のキーワードにしましょう。
WordPressのタグで気付く方法。
これは僕ぼっくり流ですが、どの記事でも狙うキーワードをタグにしておくのです。
それにより、記事の最後にこんなかんじで表示されます。
これがすべてカブる記事は書かない、ということ。
これは、記事を書くときのエディター画面で気づけます。
記事を書くときタグ欄にキーワードを入力すると、過去に書いたことのあるタグはこのように青色の表示で出てきます。
3ワードを狙う場合、3つとも過去に書いたタグが出てきたら、その記事は書かない。
本腰いれて執筆する前にここでチェックしておけば、重複コンテンツを未然に防げます。
コンテンツが重複したらどうなるか。
実際にコンテンツの重複が起きた場合、検索結果はどうなるのか。
それは…最悪の事態ですよ。
結果どちらかしか表示されず、しかも表示された方も上位には上がりません。
足を引っぱり合ってしまうんですね。
これぞまさに、共食いです…。
執筆前に必ず調べること。
僕も何度か経験しましたが、これがなかなか気が付きにくいんです。
「なんでリライトしても順位が上がらないんだ…」
「そんなに競合の記事が強いのか…」
と絶望していました。笑
でもカニバリゼーションに気づき、重複したコンテンツを合体させて長文記事にしたとたん、一気に上位にきました。
あの何度も何度もかさねたリライトの苦労は何だったんだ…とまた絶望しましたよね。笑
いや、素直に上位表示を喜べばいいんですけど…。
それだけ気づきにくい、ということです。
だから、書く前にちゃんと調べてから書かないといけません。
ちなみにリライトをかさねても上位表示されないのは、なにもカニバリゼーションだけが原因とは限らないので、そこには留意しておいてください。
内容が部分的にカブるのはOK。
あくまでキーワードと内容がほぼカブるのはダメだよ、という意味です。
ブログ内である程度テーマを決めて書いているはずなので、内容も似通ってくるのは仕方ないことで。
けれど、まずはキーワードをカブらせないこと。
キーワードは違っても、内容がカブってくる場合。
そのときは、内容のカブりを半分以下におさえること。
似た内容ばかりで、なにも新しい学びの得られない記事だらけでは、読者にとってメリットがないからです。
それはSEO評価を落とす以前に、読者を置いてけぼりにしているブログですよね。
どこまでも読者ファーストで考えること、答えはすべてそこに集約しています。
どの程度のカブりなら大丈夫か?
およそ半分以下が基準かとは思いますが、部分的なカブりは気にしなくて大丈夫です。
カニバらないように気をつけよう。
ブログ界隈で、
「どうやらGoogleに、カニバリ制裁くらってたみたい。」
「カニバってるの見つけて、泣く泣く記事消したよ。」
などと、たまに耳にします。
それだけ気づきにくい、カニバリゼーション=重複コンテンツ。
苦労して書いたブログ記事が、共食いを起こさぬよう…
執筆前に、気をつけましょ。