アジングもできるトラウトロッドで、いろいろライトに遊び釣りをしたい!
そう思って吟味したテレスコロッドがこちら。
「アルファタックル CRAZEE TROUT GAME 545UL-T」なのだ。
これがまた…めちゃくちゃ楽しいロッドだったので、ちょこっと書きます。
CRAZEE TROUT GAME 545UL-T
軽くて柔らかいけど大物にも対応でき、かつコンパクトになるテレスコロッドを探していて見つけたのがコレ。
しかも安いんだからありがたい!
ではスペックから見ていきましょうか。
基本スペック
- 全長: 5.4ft
- 継数: 5本
- 仕舞: 42cm
- 自重: 65g
- 先径: 0.8mm
- 元径: 8.5mm
- 調子: 7:3
- LURE WT: 1.5-5g
- LINE WT: 2-5lb
- カーボン含有率: 97%
- ガイド: Fuji(富士工業製)
- リールシート: Fuji(冨士工業製)
特筆すべきは、やはり65gという軽さでしょう。
適合ルアーウェイトが1.5g~とあり、もし表記どおりだとアジングには少し硬いかな?
表記より重いものを投げるのはリスクが伴うけど、軽いものを投げるのにリスクはないので、どこまで軽いリグを使えるかは実釣で試してみます。
それでは開封
箱から出してみると、まず「軽い!!」と驚く。
そして造形がとても美しい。
アルファタックルのテレスコロッド特有の変わった竿先ガードが付いてるけど、外してみると納得する。
うん、穂先がとても細い。
スペック表にある先径0.8mmというのは、実際に見てもメチャクチャ細く感じるのだ。
それはこの竿先ガードでしっかり守っておきたい。
Fuji製のリールシートも安心感がある。
コルクの端の処理はこの時点ではちょっと気になったけど、実際使っていくと馴染んできて、使用時に気になることは一度もなかったな。
実測の重量も表記どおり。
テレスコロッドで65gは脅威の軽さで、ふつうの2本継ぎロッドと比べても軽い部類になる。
ロッドが軽いことによる恩恵は大きくて、まず単純に感度が高くなる。
よく言われる例えなら、大きなショベルに小石をのせても感じないが、小さなスコップなら小石がのったことに気がつけるわけだ。
魚を釣るために竿があるので、軽さ≓感度でアタリを多く感じとれることは即ち、釣竿としての大きな性能といえる。
他にもメリットはあり、一日中ロッドを振っていても疲れにくいことや、ワンハンドキャスト(片手)が可能になること、運ぶにも軽いこと等々。
ただデメリットとしては相対的に弱くなる場合があるのだが、これに関しては実釣してみないと分からない。
細く軽いロッドでも、大きな魚を上げられる例は多いからだ。
取り付けたリールは「ダイワ18レガリスLT2000S」で、重量は190gと普通のもの。
もっと軽量なリールでもいいけど、僕としてはこのくらいでイイかな。
手元に重心がきて先重り感がなく、重量バランスがとてもよい。
アルファタックルのCRAZEEシリーズはこのトラウト以外にも、
バス・フラットフィッシュ・ワインド・ハゼクラ・タコ・ショアジグ・アジ・メバル・シーバス・ヘビーロックフィッシュ・ライトショアジグ・アオリイカ・ライトアオリ・ティップラン・ボートシーバス・イカメタル・オフショアキャスト・タイラバ・ジギング・ライトジギング…
どんだけあんねん!!ってくらい種類が多いけど、なかでも一番ライトでしかも振り出し式なのはこのCRAZEE TROUT GAMEの「545UL-T」だけ。
545UL-Tの【T】が、テレスコピック(振り出し竿)を表している。
取り回しが最高にいい5.4ftという短さも、きっとライトゲームの強い味方になる。
それでは実釣といきますか!
トラウトゲームじゃない実釣!
はい、トラウト狙いじゃありません!
僕ぼっくりの狙いは、まず小バス。
琵琶湖や瀬田川が近所なのでおさんぽ気分、竿むきだしで穂先ガードも簡易なものでOK。
(遠征などでは付属の穂先ガードを使おう)
PE0.4号にリーダーはフロロ4lb、0.8g~5gくらいの軽いリグやルアーを使ってみる。
海でのライトゲームっぽい仕様を意識、ということで。
小バス釣りしつつライトソルトゲーム意識
まずは軽いリグを試したくて、0.8gジグヘッドに4cmのシャッドテールワーム。
8月の瀬田川は小バス祭りで、20cm前後のブラックバスならポンポン釣れる。
しなやかなCRAZEE TROUT GAMEは、このサイズのバスでもギューーーンと曲がってくれて楽しい!
細い穂先のおかげで小さなバイトも弾いてしまわず乗るし、これはアジでもメバルでも絶対いける。
ただ柔らかいロッド特有のアワセのコツがあり、柔らかさがアワセを吸収してしまいがちなので、ピッ!と手首のスナップをきかせてシャープにアワセる必要がある。
ティップは繊細だがバットしっかり
ライトでしなやかな竿だけどバット部分がしっかりしているので、30cmちょっとのバスまで抜き上げられた。
だが35cmを超えるあたりから気を遣う。
折らないためにも、無理はしないほうがいいね。
それにしても感度がいいので、小バスやブルーギルのちょんちょんとした小さなバイトもピリピリ伝わってきて気持ちがいい。
そしてヒットすればギュンギュンと曲がってくれるこのロッド、10cm程のちいさな魚でも引きが楽しめるなんて最高じゃないか!
なんとこんな赤ちゃんバスまで食わせられたんだから。笑
もうアジやメバルをはじめとした海のライトゲームも、川や湖沼でのルアーでも、ライトゲーム全般にいけちゃう。
穂先の細さはやっぱり気をつけないと折れそうだけど、毎日釣行しても今のところ大丈夫。
まあどの竿にしろ、穂先というのは気をつけるべき部分だからね。
たぶん今後も問題ないでしょう。
実感としての適合ルアーウェイト
実感としての適合ルアーウェイトは、0.5~5gといった感じ。
7gまで投げてみたけど、5g以上は重さに負けて「へにょん…」とした飛びになってしまう。
表記以上の重量のルアーを投げると、折れるリスクも高まるしね。
重さは表記どおり5gまでとしておこう。
そしてルアーが軽いぶんには、いくらでも軽くてOKな感覚があった。
なぜならルアーの重さではなく、竿のしなりだけで投げられるから。
おそらく1g以下などの軽いルアーの飛距離は、ラインの選択によるところが大きいだろう。
ナイロンやフロロだと表記どおり1.5g~5g、PEを使うと0.5g~5gまでキャストできる。
つまりアジングロッドとしても十分機能するでしょう。
ライトゲーム全般に使い倒す!
ここまでは小バスで試してきたけど。
これから淡水海水問わずライトゲーム全般に、ガシガシ使い倒していこうと思う。
軽く、感度よく、コンパクトになり、造形も美しく、なにより楽しい!
最高のロッドに出会えたじゃないか。
これはレギュラー入りです。
末永く大事にするぞー!