【福井県の釣り】西津漁港でエギング!小浜のアオリイカ【4月】

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春のアオリイカを狙って、福井県小浜市の北川の北側にある「西津漁港」にエギングに行ってきました!

はじめての西津漁港。

はたして釣果は!?

 

西津漁港はココ。

場所は、福井県小浜市新小松原。

航空写真のいちばん下に見えるのが小浜新港、いちばん上に見えるのが西津漁港。

釣りに人気の小浜新港とは、北川・多田川・南川をはさんで北側にあり、距離にして2kmほどです。

 

西津漁港の写真。

南端から長いM字形の突堤と、北端に短い突堤、真ん中にも小さな突堤があります。

 

今回は、アオリイカの実績があるという北の突堤からの釣りでした。

70mほどの短い突堤で、常夜灯があり、幅もそこそこ広いので安心感がありました。

 

到着は朝4時、エギング開始。

今回のメンバーはいつものキャンプ仲間で、エノチ・チャンヤマ・そして僕ぼっくり。

アオリイカ釣りは、ぼく以外は初めてとのこと。

 

到着時は真っ暗。

到着後せっせと準備し、すぐに釣り開始。

エノチはさっそくPEラインの繊細さと戦って苦悶している。

やっぱり僕ぼっくりおすすめのお気軽な釣具セットがいいんじゃない?笑

そしてチャンヤマは車酔いでダウン。笑

 

5時前に空が白んできた。

ようやく西津漁港が全貌をあらわし、それをぐるりと眺める。

長い突堤の先っちょのほうに夜から単独で釣りをしている人がいたけど、どうやら釣れてなさそう。

明るくなりはじめてから、こちらの突堤にもちらほらとエギンガーが訪れはじめた。

キャストをくりかえし、ラインと竿先に集中する。

…まだ何も気配を感じないなぁ。

港内よりも外側のほうが実績があるという前情報を信じて、外ばかりにキャストをくりかえした。

それにしても浅い、足元は2mくらいしか水深がない。

底は砂地で、良質なウィードが適度な密度で生えている。

良いには良い、だけどこの水深じゃあそれなりに条件がそろった日じゃないと難しいのでは?

 

まわりのエギンガーさんたちも短時間で見切りをつけて、どんどん帰っていく。

ねばる巨漢エノチ。

いや、実はもうねばってない。

6時前になり、あまりにもイカの気配を感じないので、サビキ釣りにチェンジしたところ。笑

 

万年初心者ナイロン1号2号3号たち(我々w)には、春のイカはそうそう簡単には釣れてくれませんね。

そして4月というタイミングも悪かったのかな、小浜のアオリイカは5月下旬~6月だと聞きますし。

ただ4月上旬の神子漁港といい今回の西津漁港といい、堤防にはちゃんとフレッシュな墨跡が残っており、釣っている人は釣っている様子。

まあそこは万年初心者なんで、歴然とした実力差があります。

また9月頃に、アオリイカ新子をねらって再チャレンジしようと思います。

あぁ、コウイカでもいいから釣れてほしかったなー!

 

僕ぼっくりもサブの竿を用意し、アオイソメのぶっこみ釣りでボウズを逃れようと作戦変更です。

 

ぶっこみ釣りの竿鈴が鳴った!

もう僕もエギからサビキに仕掛けチェンジ。

エノチと北側突堤の先っちょで小物をねらう。

チャンヤマは車酔いで青い顔のままのそのそと出てきて、一服している。

 

…ん、しかし足元は2mの水深。

だめだこりゃ…

ちょい投げしてもさほど水深は変わらず。

もうむしろおしゃべりだけが楽しみになってきた頃…

 

背後のぶっこみ釣りの竿鈴が鳴った!!!

 

もうボウズだけはイヤ! 何か釣れてくれ!

と思っていたので、「全集中、鼻の呼吸!」でいく。(普通やん)

 

竿を手にとって軽くあわせ、ラインのテンションに注意しながら巻いていく。

ん? やたら無反応だが、掛かってない?

でも何かの重さを感じる。

 

そして上がってきたのは…

じゃん!!

ウミケムシ~! (全員ズッコケ)

にしても僕ぼっくり、なに誇らしげに「釣れたー!」みたいな顔しとんねん!

ムカつくわ!

青い顔のチャンヤマが若干イラッとしながら、シャッターを切ってくれたのでした。

 

んで何でウミケムシやねん!!

しかも針ぜんぶ丸飲みしてるし!

ムカつくわ!

 

あぁーもう…。

全脱力、虫の呼吸…

 

そして悲劇は起こった。

直後に、背後から「ガシャン!!!」という激しいクラッシュ音がした。

お前ぇー!! なにしてんねん!!!笑

幾度ものキャンプを耐えてきた耐荷重150kgのベンチが、いよいよ逝かれた図がそこにあった。

にしてもエノチよ、なにオイシイって顔してんねん!!

ムカつくわ!!!

 

あきらめて小浜新港に向かう。

しっかりオチをもってかれた西津漁港をあとに、おれたちはいよいよ本気を出すべく小浜新港にむかった。

もちろん「本気のサビキ」のためである。(イカ釣りにきたんちゃうんかい)

 

車中で、

「いやさっきのイス、位置が50cmズレてたらエノチがドボンやで」

「ほんまやな、でも俺けっこう浮くけどな」

「浮かれてもな、だれも君の巨体は引き揚げられへんで」

「ZARDの負けないでは歌ったるわ」

「あれやろ、手ぇのばして助けようとしたら道連れにされるやつやろ」

「ロープ投げてもちぎれるくらいの体重ちゃうん」

「いやしかしオマエな、ウミケムシ釣ったくらいでボウズ逃れたような顔すんなや」

「ちょっと思い出させんなや、車酔いが悪化するやろ」

とか言ってるうちに小浜新港が目の前に。

 

「あ、その前にお魚センター寄ってかへん?」

「そやな、ちょうどいい時間やし、朝メシでも探そうや。」

お魚センターとは、小浜新港すぐにある魚市場である。

 

若狭小浜お魚センターに突入。

やっと魚の気配を感じられた、われら一行。

それぞれに「おぉー」とか「うんうん」とか言いながらすすむ。

そしてひときわ輝いてみえた、コレ。

「岩ガキ、すぐ食べれます」

食べますともー!!

その場でオバチャ…お姉さんが殻をむいてくれた。

なかなかにデカイ!

これにお好みでレモン汁やゆずポン酢をかけて食べるシステム。

ぼくはブレンドで、いきます。

はむっ。

うんまー☆

エノチとふたりで頷きながら顔をみあわせる。

あぁー最高。

2つしかないのはもちろん、チャンヤマはまだ顔が青いからである。

そしてお土産に小浜のこのわたや、サバの姿焼き、ふぐの醤油干しや、若狭干わかめ、スズキのお造りなどを買って、みな満足顔で車に戻った。

そしてうっすらと予想していた通り、小浜新港には行かなかったのである。

 

予定より早く帰宅したぼっくりに、子供たちは。

夕方帰ってくるはずの父ぼっくりが、午前中に家に帰ってきた。

よろこびはしゃぐ子供たち。

「どうやった!?釣れた!?なあ何が釣れた!??」

と興奮ぎみに聞いてくるチョーナンとジナンに、

「あぁ、パックに入ったスズキのお刺身が泳いでたから釣ってきたで。」

とドヤ顔をしてみせて、今回の釣りは完結したのだった。