湖岸緑地吉川キャンプ事情。(中主吉川じゃない琵琶湖畔の方)

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湖岸緑地吉川

琵琶湖の湖岸緑地のなかで、いくつかある焚火OKの公園(直火はNG)。

近くに中主吉川公園があり混同されがちだけど別の公園であり、「湖岸緑地・中主吉川」の方は湖岸緑地という名前なのに実際は湖岸にはない。

今回お見せするのは、湖畔にある「吉川」という公園。

志那や赤野井、南三ツ谷などに比べるとマイナーで、情報も少ないのです。

 

湖岸緑地 吉川、どこにある?

湖岸緑地吉川

琵琶湖大橋より北に5キロほどの地点にある、吉川。

さらに500mほど北には、マイアミ浜オートキャンプ場があります。

近辺にコンビニ等はなく、琵琶湖大橋すぐの「ピエリ守山」や「ローソン琵琶湖大橋東詰」などで買い出しは済ませておく必要があります。

湖岸緑地吉川

公園自体も他の湖岸緑地公園と比べるとさほど大きくはなく、入り口も分かりにくいです。

ここまで来たら、普通なら設備の整ったマイアミ浜オートキャンプ場に行く人のほうが、圧倒的に多いでしょう。

なんというか、絶対ココがいい!というポイントのあまりない公園ではあります。

 

湖岸緑地 吉川の駐車場

湖岸緑地吉川

これが吉川の航空写真ですが、駐車場が小さく、いかに駐車台数に余裕がないか分かるでしょうか。

 

まあしかし、このあたりは琵琶湖とはいえ水流があり急深になる場所が点在していて遊泳には向かない(危ない)ので、夏場でも泳ぐ目的のレジャー客は少ないです。

駐車の大半は釣り目的での来訪者で、それだけで余裕がなくなっている場面がときどきあります。

訪れる前から、駐車場に余裕のないところだと認識はしておいた方がよいでしょう。

 

湖岸緑地 吉川の砂浜地帯

湖岸緑地吉川

公園全体の半分、南側(駐車場のある側)は砂浜になっています。

ただ広範囲に植物のツタが這っていていて、よく引っかかってつまずきやすく、締まった砂浜のわりに歩きやすいとは言えません。

湖岸緑地吉川

そして水辺に近づくほど砂がゆるく、テントやタープのペグなどは長いものでないと機能しません。

湖岸緑地吉川

夏場は日差しを遮るものがなく灼熱で、冬場は琵琶湖特有の強烈な寒風を遮るものがなく、正直こちらはキャンプには向かない地帯です。

ソロキャンプ派の2人と琵琶湖で冬キャンプ!嵐にやられるの巻。

極寒の2月にここでキャンプしているグループがいましたが、全員かなり寒そうにしていました。

メリットとしては、この公園唯一の簡易トイレに近いということだけです。

 

湖岸緑地 吉川の松林地帯

湖岸緑地吉川

公園全体の残り半分、駐車場より北側は松林になっています。

こちらは地面の締まりもよくテントやタープを設置しやすいおかげで、キャンプをする人の大半はこちら側に設営されています。

湖岸緑地公園 吉川緑地

南北にながい松林地帯のちょうど中央あたりに東屋がひとつあり、その周辺が人気なようです。

しかしこの松林地帯は湖畔に背の高い草木が生い茂っており(年中)、せっかくの琵琶湖の景色がほぼ見えません。

湖岸緑地吉川の北側

「この景色なら琵琶湖畔を選ぶ理由があまりないな」と思う人も多いようで、そういう人のほとんどが、近くの設備が整っていて無料のキャンプ場「湖岸緑地・中主吉川」を選ぶようです。

こちら北側はトイレも遠く、そこもネック。

夏場は松林が日差しを遮ってくれますが蚊などの虫が多く、冬は湖岸の草木が風をいくぶんか弱めてはくれますが日照の悪さで肌寒いです。

松林のわりに薪になるものはほぼ拾いつくされており、落ちているのはせいぜい松ぼっくりくらい。

せっかくの松林ですが、薪の持参は必須になります。

 

湖岸緑地 吉川はキャンプ向き?不向き?

ずばり「不向き!」かと思います。

ですが、こういう不便さや整ってなさが好きな人には良いキャンプ地になるはずです。

ここに来る人は、そういった便利さや快適さを求めて来たという雰囲気ではなく、それなりにキャンプ慣れしていて様々な状況にも対処できる人たちが、ごく少数来られているという感じ。

 

例えば、この公園に唯一ある簡易トイレ。

湖岸緑地吉川

これです。これだけです。

しかも汚いし、ドアもめっちゃ閉まりにくいので、いつ外から開けられるか不安です。笑

例えば「南三ツ谷公園」のトイレの快適さなんかとは大違い。

これだけで引いてしまう人も多いのではないでしょうか。

水場はもちろんありませんので、水タンクも必携です。

 

また、松林があるにも関わらず、ほとんど薪になるものが落ちていません。

公園の保守管理がしっかりしていて撤去されているという事もありますし、わずかに残っている枯れ枝なども焚火で使いつくされているんだと思います。

湖岸緑地吉川

約1時間歩きまわって、小脇に抱えられるくらいの小枝だけ。笑

BBQ炭か薪は必携となります。

 

そして、こんなに雄大な琵琶湖が目の前にあるのに、夏場でもこのあたりの水域は遊泳に向きません。

前述しましたが、このあたりは琵琶湖のなかでも複雑な流れがあり、その複雑な流れのせいもあって水深も急深になるところがランダムに点在していて、子供だけでなく大人でも危険な場所です。

泳ぐのが目的であれば、特に子供連れであれば、琵琶湖に多数ある監視員のちゃんといる水泳場が断然オススメです。

琵琶湖の釣り人

そして釣り人がやたらと多いので、それも遊泳を含めたキャンプには向かない点です。

 

吉川でのキャンプは、こういったデメリットをものともしない人には良いところかもしれません。

焚火OKなのも良いところですが、そんな湖岸緑地なら他にもあります。

何よりここでキャンプをする最大のメリットは、この景色。

絶景琵琶湖

これだけで十分!という人には、マイナーで良い場所ですよ。

 

琵琶湖岸緑地いろいろ

 

都市公園湖岸緑地ホームページ