琵琶湖の湖岸緑地でもキャンパーに1番人気の「志那1」公園。
なんでそんなに人気なの?
その人気のポイントを解説します!
湖岸緑地「志那1」どこにあるの?
滋賀県草津市志那町。
琵琶湖の南湖、烏丸半島のすこし南側にあります。
このあたりは比叡山や比良山の眺望がすばらしく、周囲も池や田畑の広がる地域で、開放感たっぷり。
草津市街地や瀬田・石山エリアからのアクセスもよく、便利です。
航空写真で見てみましょう。
志那1(北)
志那1(北)は、人気のある志那1から水路をはさんで北側にあります。
志那1(北)駐車場は駐車台数が少ないのですが、敷地は駐車場から北側にむかってかなり広大です。
トイレは簡易タイプで、東屋がひとつあります。
こちらは志那1という認識があまりないのか、比較的いつも空いていて穴場です。
志那1(中駐車場付近)
湖岸緑地「志那1」の中心部分で、この中駐車場付近はこの一帯で最も人気のあるポイントです。
とっても広大な湖岸公園で、緑も適度にあり、癒し効果たっぷり。
トイレも立派なつくり、東屋も合計3つあります。
レジャーシーズンの土日ともなれば、駐車場に入れないくらいの来訪者。
県外ナンバーの車も多く、皆さんが琵琶湖の癒しを求めてやってきているのが分かりますよ。
ここの一番の欠点は、その人気さゆえにまず駐車スペースがなくなってしまうことでしょうか。
今回はこの中駐車場付近を中心に紹介します。
志那1(南)
湖岸を周遊できる楕円形のサイクリング周遊コースがある、志那1(南)。
こちらも広大な敷地で、立派なメタセコイヤ並木が目印です。
駐車場はかなり台数が少なく、トイレは簡易タイプ。
駐車場に停めることさえできれば、中駐車場付近よりかなりゆったり広々とくつろぐことができます。
志那1のいいところ!
なんでそんなに人気なのか、すでに小出しにちょっと言っちゃってますが、いくつかポイントを紹介したいと思います!
広い!笑
とにかく広い!開放的!というのが、志那1の魅力。
たとえ駐車場がいっぱいになっても、テントを張る場所に困ることはありません。
子供がどこまでも走っていったって、点になるくらい遠くに行ったって、そこらじゅうテント村みたいになっていない時なら目視できます。
草もちゃんと適度に刈られてるので、快適そのものですよ。
テントの中で銀マット1枚でも、それなりにフカフカします。笑
広い敷地の2か所に、計3つの東屋(屋根)があって、そこを使えたらタープもいりませんね。
まあでもそこは、混雑時は競争率かなり高いです。汗
トイレがきれい!
これが志那1のきれいなトイレです!
西武造園株式会社さんをはじめとする、南湖東岸ゆうゆうパートナーズの方々が、定期的に清掃などの管理をしてくださっているからですね。
ありがとうございます。
男女別のトイレに、多目的トイレもあり、そこには洋式便器もあるので、うちのムスコたちも安心して利用できています。
もちろんですが、ここのトイレもBBQ網や食器などの洗い物は禁止ですよ。
ちなみに志那1の(北)と(南)の駐車場には、こういう簡易トイレがあります。
簡易タイプとはいえ、ちゃんとキレイに管理されていて快適ですよ。
この南側も含めて見たら、志那1の湖岸緑地公園はほんとに広いです!
火器の使用OK!
もちろん地面での直火は禁止、消炭缶などで消し炭は持ち帰り必須ですが、志那1は焚火台やBBQコンロなどの火器使用を認められています。
琵琶湖の湖岸には、このように火気使用のできる緑地公園がいくつかあるのですが、詳しくは「滋賀県営都市公園 湖岸緑地」ホームページで確認してみてください。
ぼっくり一家も、これを見ながら琵琶湖畔でのキャンプ地を決めています。
おかげさまで、たのしい焚き火ライフを送らせてもらってます☆
混雑を避けるには、最近は特に平日!
↑ちなみにこれは、2021年2月の土曜日の様子です。
駐車場は利用140%(駐車指定場所以外にもはみ出している状態)、テントは100張近くもありました。
今までは、冬なんて平日だろうが週末だろうがガラガラだったのに…。
コロナの影響とキャンプブームが重なって、ちょっと2020年以降は異常ですね。
↓ちなみにこれが2019年3月の土曜日の様子です。
がらっがら。笑
こんな寒い時期にキャンプしてるのなんてウチだけでした。
あとはみんな日帰り。
それが今は、2月であっても大混雑です。
現在の志那の混雑状況は…
ゴールデンウィークやシルバーウィーク、お盆などの連休は地獄かと思うほど混んでます。
そして5~10月の土日祝も激混みです。
それ以外の土日祝は、気候次第で混んでいたりします。
しかしいくら混んでいても、BBQやデイキャンプだけの利用が半数以上なので、日没くらいまで待てば駐車場はどこかしら空きますよ。
この湖岸緑地公園のルールなのですが、24時間を超えての利用は禁止となっています。
たぶん、住み着く人がいないように、ということなのでしょう。笑
ですので、待てばそのうち空くには空きます。
しかしそんなに待たなくても、湖岸緑地ホームページに掲載されている、別の公園に行けばいいですよね。
他にもたくさんありますし。
そして朗報。
ハイシーズンでも、コロナ禍な現在でも、平日まで混むことはありません。
都合がつくなら、平日にのびのびと利用するのが一番オススメです。
そしてキャンプブームとはいえ、冬の混み具合は春夏秋にくらべたら、やっぱりマシですね。
冬の琵琶湖畔の「比叡おろし」「比良おろし」といわれる過酷な風にさえ万全の対策をしておけば、冬がいちばんのびのびと過ごせます。
志那1の問題点
駐車場
混むことと、そしてマナーが悪化してきていること。
草地にまで無理やり乗り入れたり、他の利用者が出られなくなる停め方をしたり、モノを置いてスペースを確保したり(禁止されています)など。
緑地の広さに対して駐車スペースがせまいのが原因ではありますが、そのおかげでキャンプ自体は混雑せず広々とできるわけです。
琵琶湖周辺でキャンプできるところはたくさんありますので、混雑時はほかの湖岸緑地公園をめざしてもらうことをオススメします。
ゴミ
消し炭やゴミの投棄が多いです。
これが増えると、焚火やキャンプの禁止につながります。
当たり前レベルの話なので、利用者のモラルが問われています。
消炭缶やゴミ回収用品などは各自で持参し、かならず持ち帰りましょう。
トラブル
人的トラブルです。
とくに幕営場所や騒音などが原因になるようです。
ただ、「湖岸緑地は決してキャンプ場ではない」という前提を忘れてはいけません。
キャンプ場のルールやマナーを通そうとするのは、キャンパーのエゴです。
本来は、琵琶湖の湖岸にある、地元民のための「公園」です。
盗難
ここ最近の情報ですが、キャンプ道具の盗難が多発しているようです。
人気なだけに志那1はかなり狙われているようなので、就寝時やテントを離れる際などは特にご注意ください。
人気なだけに混雑がネック、それでも総合的にみてオススメです。
湖岸緑地 志那1では我が家ももう何度もキャンプしてますが、やっぱり他のどこの湖岸公園よりいつも快適に過ごせている気がします。
遊具とかはないけど、そのぶん子供たちが自分で遊びを考えて、広大な草っぱらを思いっきり使って遊んでるから。
親としては、遠くまで目が届くという安心もある。
だだっ広いので、豪快にテントを広げてファミリーキャンプやグループキャンプを楽しむもよし、端っこでひっそりソロキャンプで自分時間を愉しむもよし、気軽にデイキャンプを楽しむもよし。
マナーとルールをしっかり守りながら、1番人気の湖岸緑地公園を楽しみましょー☆☆☆