気がつけば、コールマンのツーリングドームを使い始めて17年を超えました。
今年、息子たちと気軽なキャンプをするのに2~3人用のLXを買い足し。
それまでずっと1~2人用のSTをソロで使ってきました。
このテント、本当に最高ですね。
旧ツーリングドームから、現行ツーリングドームまで、詳しく見ていきましょう!
旧ツーリングドームSTはこんな感じ。
ずいぶん前の写真が見つかったので、載せておきます。
これは17年前のまだ買ってすぐの頃、2月の福井県への単独行。
小さな漁港のちかくの林で。
その頃、ソロキャンプとかいうオシャレな呼び名はなかったので、単独行と言っていました。
前室でシングルバーナーでコーヒーを沸かし、簡単な料理をし、焼酎お湯割りの湯を沸かし。笑
とにかくゴロゴロダラダラする!と決めていたので、日中でもテントに横になって文庫本を読みながら、ずーっと漁港の船の往来をながめていました。
夜もそのままテントで過ごし、シュラフにぬくぬくと包まれながら、ヘッドランプとランタンで文庫本を読みながら焼酎お湯割り。笑
テントの外では、鹿の鳴き声やイノシシの重量感ある足音がずっとしてる。
それを聞きながら適度な緊張感のなかで本を読むの、大好きですねー。
ツーリングドームSTの使い勝手
朝方は気温がマイナス5度とかでしたが、ツーリングドームSTはインナーテントが適度な小ささなので熱が逃げず、快適に過ごしたことが記憶に残ってます。
ソロで使うのに本当にちょうどいい。
荷物をインナーテントの中に置いても、寝転ぶスペース以外にすこし余裕があって、メシ食ったり本読んだりするのに窮屈感がない。
前室では、簡単な調理をしたり、濡れた衣類を置いておいたり、もちろん靴を置いておいたりと便利に使える。
フライシートが全周にわたって地面とすこし隙間を設けてあるので適度な通気があり、前室での調理のときも酸素不足による一酸化炭素発生の危険を軽減してくれる。
もちろん火器使用の際は、入り口は開けておいたほうがよいが。
サイズ感、広い前室の便利さ、フルクローズ時の保温性、フルオープン時の通気性、そして安さ。
STは、どこをとってもソロには最高のテントではないかと思います。
収納時のサイズがそれなりにある(23×54cm 4.4kg)ので、それが許せる人ならバッチリ。
ツーリングテントというだけあって、なにか乗り物に乗せて行くには問題ないはず。
僕もこのときはバイクだったので問題まったく無しでした。
ペグさえ効かせたら耐風性能は最強
これは、伊勢湾の神島でキャンプしたときの写真。
徒歩でしたが荷物をすべてキャリーカートに載せて転がして移動したので、このときも収納サイズや重量は全く問題なし。
春一番の吹き荒れる3月、記録的暴風となったその日はなんと瞬間最大風速が50メートル/秒を超えていたそうな…。
帰ってからニュースで知って愕然。笑
それでもドーム型ならではの耐風性で問題なし。
でも、テント内にずっと居ないと飛んでいきそうなくらいの超絶暴風だったので、問題なしというより、ギリギリセーフぐらいだったのかな。笑
付属のペグでは砂浜に刺さらないので、70cmくらいの長い流木を打ち込んで代わりにしました。
友人と3人でそれぞれソロテントを持って行ったのですが、みんな前室が小さいので暴風で調理ができず、みんなわたしのテントにメシをもらいに来てましたよ。
茹でられたマカロニを受け取ると即座にテントのジッパーを閉める、そんな友人の余裕のなさに、ちょっと優越感を感じてしまったり。笑
3日間のなかなか過酷なキャンプになりましたが、テントの中は快適でしたよ。
ずっとぬるい缶ビールで過ごしたなぁ…僕ぼっくりのキャンプに焼酎は必須なようです。笑
現行のツーリングドームST&LX
これが現行のツーリングドームST。1~2人用。
前室の形がかなり変わりましたね。
前室の開口パターンがいろいろ工夫できる。
これがなかなか良さそうで、買うことにしました。
子供とも一緒に使えるように、我が家は2~3人用のLXにしましたよ。
ときどき限定色などが出る
コールマンはツーリングドームのような人気定番テントには、色違いや仕様違いがいくつかラインナップされています。
↑こんな感じで。
購入当時、限定色のオリーブカラー(ツートンではなく単色)が出ていたので、我が家はそれに決めました。
さらに似たもので、こんなのも出てます。
カンタン設営の折りたたみ傘のようなタイプで、もともと設営の早いツーリングドームよりさらにカンタンなようです。
でもツーリングドームの良さのひとつ「強さ」は犠牲になってそうですね。
旧ツーリングドームSTとお別れ会。
ツーリングドームLXの到着までの間に、チョーナンと2人だけで「ST今までありがとうキャンプ」をしました。笑
なんとまあ生活感のすごいキャンプだこと…
チョーナンと2人で寝て、荷物はインナーテントの中に置いても、ちょうどピッタリのサイズ感でしたよ。
これまでの数々のキャンプでさすがにクタクタになっていて、あんまりちゃんとメンテナンスしないので、ジッパーは潮風でボロボロに劣化し、テンションのかかる部分の縫製はほつれ始めています。
けど、これまでかなりの回数を過酷に使用してきて、ここまで使えてるのがスゴイ。
今までの感謝の意をしっかり伝え、引退となりました。
その後のキャンプ時に友人に進呈し、その日の爆風でついに大破…
ありがとう、旧ツーリングドーム。。。
そして登場!ツーリングドームLX!
そして来ましたよ、ツーリングドームLXが!
この日は、テントファクトリー トンネル2ルームテント ロングの横に、遊び用テント兼テストとして張りました。
やっぱりこの前室、旧モデルよりかなり進化してるー!
キャノピーポールを立ててフライシート正面をタープみたいにできるし、ポール立てずにロールアップしたり、左右を開けて出入りしたり。
これができると、風向きに対してテントを動かさずにいろいろ対応しやすい。とくに火器系が。
サイズ感もバッチリ!
余裕をもって過ごすなら大人1・子供2、もしくは大人2。
荷物を前室に置けば大人3がMAXくらいかな、だから表示通りだと思います。
テスト張りだったので寝ませんでしたが、トランプして遊んだりしながら、各部のチェックをしてみました。
かなり雑な、ユルユルだらーん…な張り方でしたが。笑
初代のように、耐久性はバッチリありそうです。
そしてなにより、コールマンのツーリングドームの魅力は、この前室。
やっぱめっちゃ良いわ。
ツーリングドームLX使用レビュー
購入から4年弱経ち、現在いろんなキャンプで使用中です。
サイズ感はというと、LXの表示(2~3人用)とありますが、荷物をテント内にも置く場合は2人、荷物なしなら3人が寝られる、という広さでした。
ソロでしか使わないという場合は、STが良いでしょうね。
ちなみに前室の広さはSTとLXを比べてもほとんど変わりません。(奥行き5cmの差)。
前面と後面ともにフルメッシュにできる上に天井にもベンチレーションがあり、通気がよいので夏場でもしっかり活躍します。
冬場はインナーテントとフライシートが触れると結露が伝ってしまってインナーテントが濡れることがありますが、フライシートをピンっときれいに張って各所しっかりペグダウン、ストームガードもしっかりペグダウンすれば解消します。
そして全箇所しっかりペグダウンすれば、かなりの耐風性を発揮しますよ。
春夏秋冬、晴雨雪風、過酷な状況でもしっかり活躍してくれる、頼もしい相棒です。
床布にも耐水性のしっかりした生地が使われていますが、地面からのダメージや汚れをふせぐために、サイズの合うグランドシートやブルーシートのようなものがあると良いと思います。
サイズはインナーテントぴったりサイズか、もしくは少し小さめで。
STなら120×210cm、LXなら180×210cm。
我が家のlxには、180×360cmの白防炎シートをたたんで使ってます。
防水性が高くて厚手で丈夫なので、おすすめです!
ちなみに前室の幕をはね上げるキャノピーポールは、120cmでおおよそ水平に張れますが、僕ぼっくりは150cmのポールが良いかなと思います。
ちょっと上向きになりますが、そのほうが出入りしやすかったので。
こういう高さ調節のできるコンパクトなポールが2本あると万能ですよね。
状況に応じて高さを変えられます。
いつまでも大定番、大本命。ツーリングドーム!
コールマンならではの耐久性と、ドーム型の安定感と自立性、吊り下げ式テントの瞬間設営、他にはないレベルの良く考えられた前室、細部までの完成度。
またこのLXが15年後に劣化して引退しても、またツーリングドームシリーズを買うと思う。
気がつけば全員がツーリングドーム!なんて日もありました。笑
それくらい大定番で、大本命。
バランスがよく高機能でしかも安い、キャンパーから長年愛され続けている理由がしっかりあります。
ずっとずっと続いてほしい、コールマン ツーリングドーム ST & LX。
↑ツーリングドームST(1~2人用)↑
↑ツーリングドームLX(2~3人用)↑
僕ぼっくりは、Amazon限定オリーブカラーのツーリングドームLXです!