焚火台を自作!ドラム缶でも一斗缶でもない、ステンレス寸胴鍋ベースの焚き火台!

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寸胴鍋(ずんどうなべ)なんて普通持ってませんって!笑

そうですよね。そんな家庭、聞いたことはほとんどありません。
けどね、これは手にする価値があります。
寸胴鍋として使うんじゃないんですから。

めっちゃ使い勝手のよい焚き火台は、最終的には自作するに限る!
という、我が家の例をお見せします。

 

なぜステンレス寸胴鍋が焚き火台にいいの?

なぜステンレス寸胴鍋がいいのか。

理由は、主に3つあります。

まず、なによりタフ。

強火力が当たり前の業務用だけあってステンレス板に厚みがあり、さらにステンレス素材そのものが塩分などの腐食に強い配合になっています。
だから、炭火や薪の火力程度で歪んだり朽ちたりがない。
バーベキューの肉汁や、魚貝類の塩分や、汁物が吹きこぼれたって、腐食することがほぼ無い。
とにかく強い。

サイズ展開がめっちゃ豊富なので、自分にぴったりサイズが探せる。

業務用寸胴鍋は、サイズが3cm刻みで多数あります。
我が家は直径60cmの大型寸胴鍋。
そこまで大きくなくても、一般的なBBQや焚火には、直径40cm台のものがジャストフィットすると思います。
寸胴鍋は、直径と深さがだいたい同じになるように作られています。サイズ探しの参考までに。

ドラム缶のように両端が塞がっておらず、火を触りやすい。

ドラム缶や一斗缶で焚火台やBBQコンロを自作している人もちらほらといらっしゃいますが、寸胴鍋の圧倒的に使いやすいところはココ。
手前が開いているので、薪や炭を扱いやすい。
しかもここの大開口のおかげで、通気が圧倒的に良い。
その通気性に加え、3方はステンレス壁に囲まれているので、風防の効果も絶大。
設置方向を考えれば、火力の維持がとてもしやすいのです。

この主な3つのメリットだけでも、なかなかすごくないですか??

 

そして、隠れたもうひとつのメリット。それは…

同時に2つの焚火台が完成すること。笑

寸胴を真っ二つに切ってるだけに。笑

友達とシェアしたり、予備としても置いておけます!

 

寸胴鍋、簡単に手に入ります。

意外と、業務用厨房機器というのはネットで手に入ります。

ステンレス寸胴鍋いろいろ

 

僕ぼっくりも、ネットでけっこう厨房調理器具を買いました。
僕はうどん屋でして、うどん屋だけに厨房があります。
そして店にはたくさんの寸胴鍋があります。
ですがひとつだけ、真っ二つに切って鍋として使わずに、とある部分に使っています。

寸胴鍋を半分に切って自作した、天ぷら鍋カバーです。
ウチの店はすべてが手しごとの店でして、天ぷらも自動フライヤーではなく昔ながらの鉄鍋揚げ。
超アナログな店なんです。笑
その天ぷら鍋の油はね防止に、この半分に切った大型の寸胴鍋を使っているんですね。

寸胴鍋を半分に切ったということは、これの片割れがいるわけで。
それが今、キャンプでの焚き火台になっているのです。

 

寸胴鍋を切る。

良いのは分かったとしても、ステンレスの寸胴鍋をどうやって半分に切るのさ!と必ず聞かれるはずなので、ご説明します。

こんな感じで、グラインダーでガガガガッと切ってもらったのです。

グラインダーってすごい。鉄が切れるんだもん。

 

しかし、ステンレス厚板の寸胴鍋を切るときの反響音はすさまじく、「ががががgdsがsががggだががががっがsdがdがgdsがsdgsd!!!!!!!!!!!!!」という感じです。
場所と時間帯はよく考えましょう。笑
ちなみに火花もすごいよっ☆

そんな苦難を乗り越えてでも、このオリジナル焚き火台は作る価値がある!!

ひと手間あるけど自作がいい!

ひと手間かかるけど、耐久性も使い勝手も抜群のステンレス焚き火台ができあがり!

この写真、右は友人のヘキサタイプ焚火台、左が寸胴焚火台。
圧倒的なサイズ差なのは、僕のが直径60cmの大型寸胴だから。
大型の寸胴焚火台のいいところは、スペースに余裕があるので通気がよく、また空きスペース(奥側)に灰を集めておけること。

これだけデカイと、大きな丸太を切るのや割るのがめんどくさい時にでも、そのまま乗せられるわ。笑

火と調理器具の距離も、BBQ網に多い40×30cmとかの長方形型を持っておくことによって、網を縦に置くか横に置くかで火加減ができる。

今や百均にだって色んな寸法のBBQ網が置いてあるから、ちょっと寸法違いのものを2~3枚持っておくだけで、いろんな火加減で調理できます。

脚部分にこれを使うと、より快適になりそう。

この日は完全に砂地の場所で使用したから、コンクリートブロックを下に置く程度で問題なかったけど、草地などの砂以外の場所では地面へのダメージに配慮したい。
こういうテーブルを天地さかさまに置いて、脚部分に乗せようと思って、後日取り寄せました。

これを天地さかさまに置いたら、こんな感じ。

乗せます。ばっちり安定。

テーブル天板をはずして、脚部の開き具合によって高さ調節できるように改造予定。

ゴム脚キャップは溶けるので外しておくことにしましょう。

このテーブル、キャップを外しても先端の角が丸め加工されていて安全。

よし!これにて、ぼっくり理想の自作焚火台が完成!!

 

既製品をいろんな面で凌駕する、自作の焚き火台。

焚火台って今はいろいろ種類もあって選択が楽しいけど、ウチはこれに行き着きました。
キッカケは、ウチが飲食店をやっているから寸胴鍋があったというところにあるけど、これはやってみて本当によかった。
これからも使い続けると思う。
めちゃくちゃシンプルなもの。だから壊れない。
折りたたみとかできないけど、だからこそ壊れない。
業務用厨房機器は、タフで朽ちない。
昔からあるドラム缶BBQ台に、似つつも異なる。
消し炭缶へ炭を流し入れるのも、片側が開いているから傾けるだけ。メッチャやりやすかった。
キャンプ携行の水タンクで洗うのも、寸胴鍋だけに簡単。水を入れて左右にゆすってすすぐだけ。
これ全部、他のものでは同様にできそうでできない、寸胴鍋だけにできること。

これは永い付き合いになりそうです☆☆☆

これくらいのサイズが扱いやすく万能だと思います!

グラインダーで「がががががっkshががjがっ!!!」っとね!笑