スルメイカの一本漬け!
これはイカ好きにはたまりません。
出会いは15年前、大阪に住んでいた頃に「スーパー玉〇」でよく買ってました。笑
その時はたしか498円だったような…。
安かったなー。
大阪から滋賀に引っ越して、まったく目にすることもなくなったある日、Amazonで見つけてしまった…。
値段は、送料込みで1500円弱。
うーん…としばらく唸ったあと、やっぱりどうしても食べたくて、ポチっとクリックしてしまったのでした。
というわけで、その顛末をご覧ください。
お取り寄せしたスルメイカ沖漬け。
こちら購入時点で送料込み約1500円でしたが、だいたい送料別での相場は800~1400円くらいみたいです。
いやーしかし大阪の「スーパー〇出」では498円だったはずなんだけどなぁ。
大阪にお住まいで近所にスーハ〇ー玉出がある方は探してみてください。笑
さっそく届いたスルメイカ沖漬けを開封!
さて、届いたスルメイカ沖漬け。
冷凍便です、カチンコチンに凍っています。
これを完全解凍せずに、半解凍くらいで切るとキレイに切れて、しかも中のワタがルイベ風(半凍りのシャーベット状)になって旨いんです。
だからこれ、流水につけて5分くらいで開封して、半凍りで切るのがベストです。
はいっ!やっちゃいましたー!
流水につけてるの忘れてしまい、気がつけば完全解凍になってるぅぅぅー!!悲
忘れ防止にタイマーかけときゃよかった…。
まあでも、完全解凍でも旨いには変わりないので、気をとりなおして切っていきましょう。
パックから出すと、こんな感じ。
これを普通に輪切りにしていけばいいんですが、せっかくレポートなので解説のために分解していきますよ。
まずは胴と足をわけます。
ゆーっくりと引き抜いていくと、足のほうにワタがうまいこと付いてきます。
そして足の付け根の中心には、イカの口「とんび」があります。
ここには硬くてするどい歯「くちばし」があるので、取り除きます。
しかしこれ、イカトンビの記事でも書きましたが、くちばしさえ取り除けば、もっちりとしていて旨い部分なんです。
だから、小さいけどポイッと捨てずにちゃんと食べます。
くちばしをつまんでひっぱり出したら、こうなります。
次は胴から「えんぺら」をはがし取ります。
手でめくるように、カンタンに取れますよ。
「みみ」と言われたりもするえんぺら、コリコリしてて旨いですよね。
さて。お次は、胴から骨を引きぬきます。
胴の内側をさぐっていると硬い部分がありますので、そこをつまんで引っぱるだけです。
そのまま骨を取らずに輪切りにしても食べられますが、ちょっと異物感を感じちゃいますからね。
切る前に取っておくのが良いです。
そして食べやすいサイズに切って盛ったら、できあがり!
スルメイカ沖漬けは肝も旨いです。
胴と足をわけた時についてくる肝(ワタ)、これも旨いから絶対食べたほうがいいです。
いかワタだけでも商品になっているくらいですもんね。
今回は胴から取りだして、ワタだけで味わってみようかと。
僕のは完全解凍になっちゃってますが、この部分は半凍りだと格別に旨いので、これをご覧の方はぜひそうして食べてみてください!
別の器に盛って、できあがり!
スルメイカ沖漬けを実食!お味は?
大阪では毎週のように食べていたコレ。
引っ越して10年超、なぜか一度も目にすることもなく。
その間ずっと食べられなかったスルメイカの沖漬けを、いざ!!
まずはゲソから!
んん!旨い!
この味!!!
甘辛くて濃いめの漬け汁が効いてて、お酒がススムくんです。
ゲソはむっちりぷちぷち楽しい食感。
お次は本体、胴の部分を。
んー柔らかい!
最初の一噛みからジュワッと味が滲み出てくる、というか飛び出してくる感じ。
ふわふわで旨いです。
そろそろいっときましょうか、肝心の肝を。(ややこしい)
ぬおー!!
久しぶりやなあ!!!
やっぱメッチャ旨いやないか君ぃ!!
もう、濃厚芳醇とろっとろ。
半凍りが良いというのは、口のなかで溶かすにつれて増していくトロトロトロリとした濃厚さの、変化までをも愉しむため。
バニラアイスを口のなかで転がしながら食べる感じに似ています。
今回は最初から溶けているので、いきなり濃厚さがガツーンときて強烈でした。
うーん、結局どう食べても旨い!!
そしてここ、あまり解説してなかったけど、とんび(口)を取って目玉も取った、胴と足の間の部分。
イカ軟骨の部分です。
コリコリ!
ここもお忘れなく食べてください!!
つまり、このスルメイカの沖漬けは、残すところがほぼ無いのです!
そしてまるまる一本漬けなので、かなりのボリュームですよ。
スルメイカ沖漬けに合うお酒は?
僕ぼっくりがチョイスしたお酒はこれ。
太田酒造の麦焼酎「弥満富貴(やまぶき)」。僕の晩酌にはしょっちゅう登場していますが、このスルメイカ沖漬けの濃いめの味付けに負けない、しっかりとしたコクのある麦焼酎です。
これをロックで呑みながら、たまらんなぁー旨いなぁーと唸りつつ晩酌はすすんでいくのでした。
主張のしっかりした焼酎以外には、コクの深めのビールとかも合うと思います。
さて、残すところがないスルメイカの一本漬け、この沖漬けですが。
お気づきですか、僕がまだ最後まで残している部分を。
そう、
「えんぺら」です。
「ラストえんぺらー。」
ごめんなさい、本当にごめんなさい…。
これが言いたかった、ただ言いたかったが為に、最後まで残しておりました。
食卓をはさんで、うちのオクサマが失笑しております。
えんぺらは、コリコリプリッ!とした食感が特徴のはずなんですが…。
なぜかこれ沖漬けにいたっては、そんなにコリコリプリッともしておらず、なんだか最後をかざるには正直イマイチでした。
このスルメイカ沖漬けの真髄は、「胴」そして「肝」ですね。
いやしかし、失笑されて悔しかったので、
「いやぁーやっぱり最後は、ラストえんぺらー!!」
ってもう一度、さっきより大きめの声で言い放ちましたけどね。
スルメイカ沖漬け、通販が高いんだか安いんだか分からない。
この実食の最後の顛末までが、とりあえずレポートということで終了になるんですが、ちょっと最後まで腑に落ちないのが値段のところ。
確かにスーパーで498円で買っていたものなんです。
ほんとにしょっちゅう買ってたので間違いないです。
ただ、それはすでに10年以上も前の話。
今は高くなってるのかもしれません。
ネットで見たところ、およそ1500円で買ったこれはサイズのわりに安いし送料込みだったので選びましたが…安いのか、高いのか。
楽天市場では、ふるさと納税の返礼品にもなっています。
旨いには旨いんです、それも抜群に。
食べる価値は大いにありますので、そこは自信をもってオススメします。
高いとみるか安いとみるか、ご判断はお任せします!(最後に投げたー!笑)
どうしても忘れられなくなる旨さですよ☆