いかの口、いかとんび。
一杯のイカから一つしかとれない、貴重なもの。
今まで一夜干しや燻製になったものは食べたことがあったけど、生食は初めてです。
おそるおそる注文して生食してみた、その結果…。
生いかとんびを通販お取り寄せ。
現在すでに品切れになってますね。
やっぱり気になるものはその場ですぐに購入しないと、一生会えないことだってあるんだなぁ。
さて今回お取り寄せしたコチラ、やっぱり生食できるというところがポイント。
生のイカトンビは確かにあるけど、だいたいが加熱用として出回っています。
生のまま食べられるのは珍しい。
しかもちゃんとくちばしを取り除いてくれているのも嬉しい。
いかとんびの一夜干しとかはほとんど、くちばし付いたままですもんね。
くちばしを自分で外しながら食べるのもまた風情だけど、やっぱり届いてそのまま食べられるってのは魅力です。
こういう姿で届きました。
そして、めっちゃ小さなことなんですが、これ見てください。
密閉のために巻いてあるテープ、開けるときに剥がしやすいように端っこを折り込んでありました。
ちょっとしたことのようですが、相手を思いやる気持ちがこういうところに感じられて、開封する前からちょっと嬉しかったなぁ。
開けてみると、こんな感じ。
お店の紹介や冷蔵冷凍便商品の扱いなどを書いた紙の下に、いましたよ、生いかとんび!
購入したページには「冷凍便だけど、沖漬けのしょうゆの濃度の関係で、すこし融けて届きやすい商品です。」と、おことわりがしてありました。
けどコレは融けてなかったですね、ほんのすこし緩いところがある程度で、ほとんどカチンコチンで届きましたよ。
僕ぼっくり、おつまみが届いたらどうしても我慢がきかずにすぐ食べたくなっちゃうので、今回もすぐ解凍しました。
平べったくしてあるパックなので、すぐ解凍できます。
流水を1分くらいあてて半凍りくらいの状態に融かしたら、小さなポリ袋に小分けしてまた冷凍しておきました。
200gのパックを33gくらいずつに分けて、計6食。
「いや5つしかないやん」と言われそうですが… そう、1食は今から食べるからでぇす!
生いかとんび、お味は??
じゃん!
美しい!!
コロコロン…と透明な器にころがされたイカトンビ、食べる前にすでに旨い。笑
白じゃなくてうっすら色があるのは、沖漬けの漬け汁の色ですね。
iPhone SEのレンズの限界まで寄って接写。
あぁ…もっと寄りたい…これが限界。
伝わるでしょうか、このコロコロプリンッ!とした感触。
ずっと眺めてるわけにもいきません、早く食べたい。
いきますよ。
はむっ。
ぷりんっ…ぬちぬちぬち……こりっ。
おぉーこれは食感が楽しい、そして旨い!
びっくり飛び上がるほど旨い!というのではなくて、あくまでもイカのお刺身の味である。
沖漬けの漬かり加減はかなり浅めで、うっすらと醤油っぽい味がするくらい。
そして何よりやっぱり食感が楽しい!!
もっっっちり、むちむちっ、そしてわずかに中のほうに「コリッ」がある。
この食感は、イカの身でもなくゲソでもなく軟骨でもない、口の筋肉であるトンビ独特のものですね。
これは旨い!!
生いかとんびに合うお酒。
噛むごとにじんわり広がるイカの甘さを大切に、ここは日本酒でいっておきましょう。
こういう、ほのかな旨みをジャマしないお酒なら「萩乃露 純米酒 まごころ」ですね。これ、ここんところ重宝してます。
料理の味をジャマせずスッキリしていて、後からゆっくり米の旨みがじんわりと優しいめに追ってくる。
なかなか万能です。
いやー整いました、あとはゆっくり晩酌を愉しんでいきましょう。
むちっとコリッと食感を堪能しながら、クイッとお酒をあおる。
硬いくちばしは取ってくれてるから、ただ食べるだけでいいのが嬉しいわ。
手間がなんにもない。
これすごい薄味の沖漬けだから、もしかしたら普通にわさび醤油つけても旨いかも!
ちょっと別皿にとって、こっちはワサビ醤油で食べてみる。
…ん!やっぱ旨い!!
沖漬けといってもかなり薄味にしてあるので、こうしてワサビ醤油のお刺身で食べる以外にも、いろいろあるイカのレシピそのまま楽しめそうです。
そしていつもやるやつ「大葉に包んでみる」。
はいっ!
ほのかな甘みを大葉の青臭さがさっぱり消し、もっちり感を大葉のバリッとした食感が奪っていく。
…絶対にやってはいけません。笑
生いかとんび、これはリピート決定!
まだ残り5食分あるけど、この時点でもう追加注文しちゃったんですよ。
で、次に見たときは品切れになっていたので…
もしかして僕が食べ尽くしちゃったのか!?笑
ごめんなさいねぇー。
しかし旨かった、まだまだ食べたい。
この独特の食感はやめられない。
しかしイカトンビって、1杯のイカからこの小さなトンビ1つしか取れない貴重なもの。
それがこれ、だいたい60~70粒くらい入ってる。
ほとんど見ない生食もの、それをこんなにたくさん。
しかも千円ちょっとで食べられるだなんて…。
賞味期限は冷凍で1カ月ほど。
これは、ゆっくり楽しませてもらおう。
いかとんび。
一夜干しや燻製もいいけど、生のはめっちゃ珍しいですよ!
そして食べたいものは、あるときに、その場で即購入です。