質の低い記事はSEO的に、ブログの評価を落とすの?
…はい、そうですね。
高品質の記事が多いブログと、低品質の記事が多いブログ、どちらが評価されると思いますか?
もちろん高品質な記事のブログですよね。
じゃあ低品質な記事は、消してしまおう。
…ちょっとまって!
せっかく頑張って書いた記事だから!
なにも消さなくても、同様の効果が得られる方法があります。
それが「noindex」です。
記事評価は長期目線で。
noindexの話のまえに、前提としてお伝えしたいことがあります。
それは、記事を書いてリライトの判断をするまでに最低3ヶ月、削除の判断をするまでに最低1年は時間をおくことです。
どうしてもそれまでにチョコチョコと触ってしまいがち。
そうすると検索結果に定着するまでに判断条件がコロコロ変わりすぎてしまい、正しく記事の評価ができません。
かならず検索への定着までしばらく待つこと。
そして季節やトレンド変化により急に評価が上がる記事もあるので、最低でも1年は消さないこと。
僕ぼっくりの別ブログでは、過去に2年以上経ってからアクセス急伸した記事がいくつもあります。
いつ、どういう理由でアクセスが伸びはじめるかなんて、分からないものです。
実感として、収益を伸ばしたいなら、過去記事をさわるよりも新しく記事を書くほうが有効です。
リライトをするにしても、アクセスの多い記事だけでOKかと。
残りのパッとしない記事も、客観的にみてよほど悪い記事じゃなければ、そのまま放置でいいと思います。
いつ注目を集めるかは、ホントに分からないものなので。
このあたりは前提として覚えておいてください。
記事の品質の判断基準。
さて、記事品質の高い低いはどこで判断したらいいのか。
それは、「月間アクセスが10以下」「キーワード順位が50位圏外」です。
「キーワード」という考え方が分からない場合は、こちらの記事から学習してください。
ブログを運営するうえで非常に重要なので、ここは知っておかないといけないポイントです。
こうして記事ごとに狙うキーワードを決めるわけですが、そのキーワードで検索してみて50位以内になければ、低品質だと判断できるでしょう。
またアクセス数が月間10以下というのは、ほぼ検索流入がない記事です。
存在しないページと評価的にはほぼ変わらないので、低品質だと判断できます。
じゃあ消そう…は、ちょっと待ってくださいね。
その記事を書くのにも、何時間もの労力をかけているはずです。
なんなら、そのまま放置しておいてください。
将来的な可能性がゼロではないからです。
先述したように、いつ注目を集めるか分からないから。
そして、放置してもそこまで大きくブログの評価が落ちるわけではありません。
正直、微々たるものです。
そしてブログ全体の情報量というのもSEO面でのポイントのひとつですから。
低品質でも消さずに置いておき情報量を保つことと、消してブログの平均品質を上げつつ情報量が落ちることとでは、正直トレードオフの関係かと思います。
この記事では「noindex」を解説するつもりですが、それすらほぼ必要ないというのが、僕ぼっくりの考えです。
でも、消すくらいなら…書いた労力がもったいないのでnoindexを使いましょう。
その方法を解説します。
noindexタグとは?
「noindex」とは、検索クローラーにその記事をクロールしないように指定するタグです。
つまりnoindexタグを使用することによって、検索結果から除外されるんですね。
検索対象でなくなるので、ブログ評価としてもその記事評価と関係を切ることができます。
ただ検索結果から除外されるだけで、ブログにその記事は今までどおり残るのです。
読者もそれまで通り読むことができます。
検索流入は完全になくなりますが、書いた労力はムダになりません。
そしてnoindexを解除すれば、また検索結果に復帰することも可能です。
有効に使えば、ブログによい結果をもたらすことがあります。
noindexの使い方。
では、WordPressブログでのnoindexの使い方をお見せします。
僕のブログは「Cocoon」という無料テーマを愛用しています。
エディター画面がぜんぜん違う場合はすみません、他をググッてください。
noindexを使いたい記事のエディター画面を開きます。
SEOの項目を展開します。
設定画面が出てきますので、
「インデックスしない(noindex)」
にチェックをいれて、記事を更新するだけ。
以上です。
記事は消さないで!
WordPressブログでは記事を消さなくても、非表示にしたり、こうしてnoindex指定したりできます。
削除してしまったら…
その労力やかけた時間が、すべて水の泡になってしまいます…
消すくらいなら、狙うキーワードは変えずに中身をまるっと書き直してみてはどうでしょう。
検索結果に再度なじむ頃には、記事評価もリフレッシュされているはずです。
そして最後に。
すべての記事で高評価を得ることなんて不可能です。
トップブロガーさんですら、そういうものです。
凡退でおわる記事がほとんどであるこの世界の「普通」を受け入れて、新しい記事を生産していったほうが良い結果を得られますよ。