連休に3家族合同で、滋賀県のどこかの湖岸緑地でキャンプをしようということになり、選んだのがココ「曽根沼公園」。
BBQや焚火がOKな湖岸緑地がどこもパンッパンの満員満車になっている中、比較的ゆったりと過ごすことのできた「隠れ家」的な湖岸緑地公園でした。
そして何とも、コアなキャンパーが多いことにワクワクしましたよ。
そんな「曽根沼公園」を、僕ぼっくりがレポートいたします!
曽根沼公園、どこにある?
滋賀県彦根市三津屋町の「曽根沼」に隣接して位置する、曽根沼公園。
湖岸緑地とはいえ、琵琶湖には隣接していないんですね。
彦根市で焚火OKな湖岸緑地がこの「曽根沼公園」と「南三ツ谷公園」の2つ。
4kmほどの近距離にありますが、南三ツ谷公園は湖畔にあって人気が高く、連休やハイシーズンは非常に混雑します。
それに対して、曽根沼公園はそうでもない。笑
今回も南三ツ谷公園の前を通って様子を見てから曽根沼公園に向かうつもりでしたが、様子を見るどころか数百メートル前から公園駐車場に入れない車の渋滞が起きており、様子を見るのはあきらめて迂回ルートで曽根沼公園に向かいました。
そして曽根沼公園の全体図がこちら。
曽根沼の南東側に細長くつづく緑地公園です。
航空写真でみると、こんな感じ。
荒神山のふもとにあり、なかなか緑の濃い公園なのです。
公園北側には小さめの駐車スペースと、小規模ながら子供の嬉しい総合遊具があり、管理の行き届いた公衆トイレもあります。
公園南側にもキレイな公衆トイレや東屋(あずまや)があり、すこし広々とした駐車場があります。
そしてその中間地には特にトイレも駐車場もありませんが、木々が生い茂って自然味が濃く、さながら林間のキャンプ場のよう。
けっこうコアなキャンパーさんたちが、こだわりのキャンプギアやキャンプスタイルを展開して満喫されている様子でした。
曽根沼公園、各エリアの様子。
南北に細長い曽根沼公園は、おもに南側・中間・北側のエリアに分けられます。
それぞれのエリアで利用者さんに特徴があったので、ちょっとその様子を綴ります。
曽根沼公園の、南側エリアの様子。
南側エリアには、この公園のメインとなる駐車場があります。
そしてそこに隣接して、キレイな公衆トイレと、立派な東屋(屋根のあるスペース)があります。
白線の引いてある駐車場の横に、同じくらいの大きさのアスファルトの広場があります。
もしかしたら、もともとテニスコートだったのかもしれないし、もしかしたら地下貯水場になっているのかもしれませんが、よく分かりませんでした。
僕の訪れた日には、2組ほどのグループがこのアスファルトの広場でバーベキューを楽しんでいました。
アスファルトだけに足場がしっかりしていて、それなりに木陰になるスペースも広く、気軽にレジャーを楽しめそうな場所です。
ちなみにこの広場には、車は入れないようでした。
曽根沼公園の、中間エリアの様子。
もはや緑しかありません。笑
ここはもう、自然そのまま、森林そのまんまです。
そしてここをキャンプ地とする人々は、なかなかコアな人たちが多かった。
息子とこの辺りをサイクリングしてみたときの写真。
濃い緑と、落ち葉の遊歩道。
このように一部にだけ公園管理の用具庫がありますが、あとは森林です。
ここでは思い思いにしっぽりとキャンプを楽しむ玄人さんたちの姿があり、そのスタイルも様々で、見ているだけでもワクワクしました。
軍幕だけで無骨なキャンプをしている人、ツーリングドームテントで父と息子だけの漢キャンプをする親子、最小限のキャンプギアだけで現地調達を基本とする若いカップル、大人数での自転車ツーリングキャンプでそれぞれのこだわり自転車を焚火とともに愛でるグループなどなど…
なんだか、息子とこのエリアをサイクリングしてみただけで、いろんなキャンプスタイルのイメージが膨らんじゃってワクワクが止まらなくなっちゃいましたよ。笑
曽根沼公園の、北側エリアの様子。
今回われわれは、この北側エリアをキャンプ地としました。
子連れの3家族だったので、総合遊具で遊ぶ子供たちを視認できるところにテントを張りたかったからですね。
ということで、この記事は北側エリアのレポートが中心となります、悪しからず。笑
この北側エリアは中間エリアに比べると木々もまばらで、まさに「公園!」といった感じ。
遊具があり、草の原っぱがあり、こんもりとした丘があったり。
遊具はこんな感じ。
そんなに立派なものじゃないけど、小さな子供たちならこれでも夢中で遊んでくれます。笑
ちょっと引いて見てみると、こんな感じで。
丘のある場所もあり。
曽根沼をまたぐ橋を渡れば、これまた絶景。
沼のうえから荒神山を望むと、この公園の緑の豊かさを実感できます。
軽量キャンパーでもタープ要らずな藤棚もあり。
ハンモックとシュラフと少しの装備だけで何とかなっちゃいそうな、便利な藤棚。
いやー便利。
そしてトイレ。
大きくはないもののキレイに管理されていて、必要十分。
もちろんですが多くの公園のように、このトイレでも洗い物や残飯の廃棄などは厳禁です。
曽根沼公園の北側エリア、どこを見ても本当にスペースは十分。
どこで大型テントを展開したって、まだまだ余裕たっぷり!
こんなに広々としたスペースだけに、ファミリーキャンパーが多かったです。
それに対して駐車スペースは狭く、ちょっとギュウギュウだったかな。
まあそれでも、なんとかなっていましたね。
僕たちのように何家族かで集まっているグループも多く、和気あいあいとした雰囲気。
あちこちで焚火があがり、そして大所帯なキャンパーのそれぞれのスタイルが見られて、これまたワクワクしました。
近隣のファミリーキャンパーと少し交流したりしつつ、おのおののペースでキャンプを楽しみ。
ハイシーズンの混雑する湖岸緑地にはない、ゆったりした時間がここにはありました。
曽根沼公園、残念だった事案も。
少し残念だったのは、今回のキャンプ中に北側エリアで見てしまった、禁止されている直火での焚火をしているグループが3組もいたこと。
うち2組には物申させていただきましたが、確信犯的にやっている人も、その影響を知らずにやっている人もいるようで。
地中深くまで微生物を死滅させてしまい完全回復までに数年を要するので、やはり直火は禁止です。
直火やっちゃう人はほぼ100%、消し炭も持って帰りませんしね。
ダメなものはダメ、ルールは守らないといけません。
車で3分、荒神山公園がすごい!!
そして子供たちが大喜びだったのが、曽根沼公園に隣接しているともいえるほど近い、車で3分のところにある「荒神山公園」!
これまた遊具がすごくて、県内でも有数の規模の運動公園だったのです。
もしお子様連れで曽根沼公園を訪れるなら、ぜひこの荒神山公園もあわせて楽しんでもらいたいなーと思います。
子供たち、一度訪れたら少なくとも1時間は夢中で遊び続けると思います。笑
ターザンとかあるし…
公衆トイレですら、屋根上からの滑り台になっていたりして、遊び心満載です!
特大な遊具が2つ、さらに中小の遊具が無数に点在していて…
大人がストップかけないと子供は無限に遊んでいそうな公園です。
ぜひとも行ってもらいたいと思いますが、大人たちは覚悟しといたほうが良さそうです。笑
曽根沼公園は魅力たっぷりの緑地公園だった。
湖岸緑地と名付けられていながら琵琶湖の湖岸にない、曽根沼公園。
他の湖岸緑地が激混みのなか、そこまで混んでいないので、あんまり魅力ないのかなーと思っていたけど、実際にはその反対だった。
魅力たっぷりやんか。
何よりここ、曽根沼公園の魅力は、この池に映る夕景もその大きなひとつだと思う。
ちょうど夕焼け真っ盛りの絶景の時間は、直火キャンパーへのお説教で写真撮り逃してしまったけど。悲
この自然を保ってほしいなと、マナーあるキャンパーさんたちでずっと守っていきたいなと思うような、魅力たっぷりの緑地公園でした。