【実釣レビュー】テイルウォーク ベイミクス SSD S72ML【インプレ】

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1本で守備範囲の広いルアーロッドが好きだ。

ライトゲームからミドルゲームまでをカバーしてくれるような。

LSJ(ライトショアジギング)もできるし、ワームを使った繊細な釣りもできる。

「そんな都合のいいロッド無いだろ」と思ってたけど。。。

そんな無理な願いを、かなり高次元に叶えてくれるロッドと出会った…!!

それが【ベイミクス】。

これは、ベイミクスという万能ルアー竿との、実釣インプレ記録である。

 

Tailwalk BAY MIXX SSD S72ML

まずは公称スペックから。

  • 全長 7ft2in(218cm)
  • 標準自重 90g
  • 継数 2p
  • 仕舞寸法 112cm
  • Fuji Kガイド採用
  • 適合ルアー重量 5~28g
  • 適合ライン PE 0.4~1.2号
  • テーパー ファースト(先調子)
  • 竿袋付き

メーカーの説明はこんな感じ。

港湾部はもちろんのこと、堤防・河口・釣り公園といった様々なロケーションで、オカッパリ・小型ボート・シーカヤックといった様々なシチュエーションで、小型プラグやメタルジグを使って愛すべき魚たちと戯れる…海辺の余暇を最大限楽しむためのロッドシリーズ。数々のターゲットを多種多様なルアー&メソッドで釣ることを想定し、テーパーは王道のファスト~ミディアムファストアクションに設計。ロッドを振った瞬間はシャッキリとした印象だが、負荷をかけて曲げてみると驚くほどスムーズに曲がっていく独特なブランクスを採用することにより、多くのベイゲームに幅広く対応。高いキャスタビリティとルアーアクションのしやすさは、このロッドの持つ大きな特長のひとつで、タダ巻きはもちろんのこと、トゥィッチやジャークといいたロッドワークも軽快にこなし、キレのあるダートアクションを演出可能だ。またガイドセッティングに関してもナイロン・フロロカーボン・PEラインといった様々なラインタイプに適応。結果的にロッドそのものが持つポテンシャルは極めて高いシリーズとなった。アジ・メバル・サバ・メッキ・カマス・カサゴ・ソイ・クロダイ・ワカシ(ツバス)・ショゴ(シオ)・タチウオ・セイゴ・マゴチ・ハゼ…、魚との出会いは大小問わず嬉しいものだ。このロッドで多くの魚たちとの出会いを楽しんでほしい。S69MLとは必要となる飛距離で使い分けてほしいS72ML。大河川の河口部や遠浅な地形の地磯など、軽量ルアーをロングキャストできるかできないかで、釣果が大きく変わってくる状況下では迷うことなく手に取ることをオススメする。7フィート超えのレングスながら使える魚種は幅広く、マルチに適応する。

…長いっ!!笑

でも、それだけ作り手の想いがこもったロッドなのだろうと感じたよ。

軽量化&操作性向上のためのフォアグリップレス仕様で、ブランクスに触れながらシャープな操作感を得られる。

トゥィッチやジャークといった小ワザを効かせやすい富士工業製TVSリールシート搭載。

リールシート本体との隙間を軽減するハンプ形状のフード下に15mmのEVAを配置し、手根部にしっくりと馴染むデザインで更なる感度アップを促している。

ガイドは軽量化とスムーズなベンディングカーブを実現するため、ティップ~ベリー部にはKTSG&KBSG、バット部にはKLSGを配置。

僕ぼっくり的にかなり高ポイントなのは、リールシートからグリップエンドまでが190mmと短いこと。

あまり竿尻を脇にはさんで操作したりしないので、なるべく服に絡まない短めのグリップエンドが気に入った。

なんか難しそうな説明もあったけど、とにかく良さそう!ということ。

さあさあ、このワクワクを引き連れて、いざ実釣!

 

実釣レビュー

12月上旬、初冬の三重県へ。

ベイミクスの初陣である。

 

ベイミクスS72MLに合わせたリールは、

ダイワ 23レグザ LT2500ダイワ 23レガリス LT2500Dを交互に。

巻いてあるラインはPE0.6号、リーダーフロロ12lb。

最初の1投、7gのジグヘッドリグに反応したのは小型のオオモンハタ。

獲物は小さかったけど、この竿のブランクスのすばらしい特性に気付く。

それは…

キャスト時はシャキッと芯があってブレず、その頼もしい芯がしっかりルアーの重みを受けとめて反発し、すこぶる気持ちよく飛んでいく。

自重90gという数値以上の軽さを感じ、非常にバランスが良いのが分かる。

アクション時はロスなくカッチリと操作をルアーに伝えてくれて、そしてブランクスを通じてグリップまでロスなく水中の情報を伝えてくれる。

ティップはやわらかく繊細にアタリをひろってくれるものの先端まで芯があり、シャープなフッキングができる。

そして魚をかけたらロッド全体がしなやかに美しいカーブを描きつつも、万全のパワーを秘めている余裕を感じた。

最初のヒット時に感じた竿のポテンシャルにこれだけ感動してしまったが、なにせ獲物が小さすぎて真価の数%しか発揮できてない。

がんばって大物をめざすぞ!

しかし、その後も小型のオオモンハタが続く。

延々と、延々と…

ちょっと小マシなサイズか?と思ったら、やっと30cmくらい。

ルアー重量は3.5gから28gまでさまざま投げてみたが、どれも余裕で扱える。

適合重量の5gより軽い3.5gでも問題なく扱えて、飛距離もそこそこ出るし感度も問題ない。

重いほうは適合重量どおりの28gまで投げてみたけど余裕だったし、なんなら35gくらいまでイケるんじゃないかと思ったほど。

ライトゲーム主体のつもりで来たので、28gはこのセリアのメタルジグしか持ってなかったけど。

そして釣れるのはやっぱ小型オオモンハタで、釣果だけはライトゲーム。笑

水深25m前後の深場からガシラを揚げたときも、この竿の感度の良さに助けられた。

全長こそ25cmあったが、痩せてたなぁ…

 

この日は20尾以上のオオモンハタを釣ったけど、すべてリリースサイズ…汗

まあそれにしても、このロッドのすばらしさには投げるたび釣るたびに感動したのであった。

 

また別の日、ベイミクスを持ち出して和歌山県の海へ。

すかさず挨拶しにきてくれたのは、またもや小型オオモンハタ。

着いてきたんか!?と思っちゃったじゃないか。

 

この日は釣り座をころころ変えてラン&ガン。

小さなアカハタさん、こんにちは。

10g前後のジグヘッドやフリーリグであちこち探って歩くのが楽しい、ライトゲームいいね。

竿のスペック的には50~60cmくらいの中型魚を狙ったミドルゲームまで対応できるはず。

30cmのオジサンはよく引いた!

はじめて釣ったよ。

足場の高い堤防だったけど、これくらいのサイズなら余裕で抜き上げできた。

感度も高くて繊細なのに、強い。

めちゃくちゃ頼りになるやん。

たった2回目の釣行だけど、まだ30cm程度までの魚しか釣ってないけど、もう全幅の信頼を寄せてしまっている。

このロッド、めちゃくちゃ楽しい…☆☆☆

キャストして気持ちよく、アクションして高揚し、ヒットして昇天する。笑

魚をかければ美しいアーチを描き、引きを堪能させてくれるブランクス。

引きを楽しませてくれるものの、余りあるパワーを秘めているので安心感がハンパない。

おっ、また君か!

小さなオオモンハタくんたちには、この2回の釣行で40尾くらい出会ったなぁ。

大きなハタ類になると根から剥がすようなバットパワーが必要になるけど、ベイミクスにもそれが備わっていることだろう。

はやく出会いたいなと、手を変え品を変え場所も変えながら探りつづける…

ヒット!

ちょいデカいかもだけど何だ??

…またもやオジサーン!!

そしてチヌを狙ったフリーリグで揚がってきたのは…

40cm近いフグ!!!

コイツはよぅ引いたー!!

まあ外道中の外道だけど、フグ特有のキョーレツな引きを楽しませてもらいました♪

そしてこの重量級のフグも堤防から抜き上げたけど、あともうちょっとで抜き上げの限界かな。

強い竿です。

オチのようにフグが釣れたら納竿。

ラーメン食って帰ろうね。

雑魚釣り師らしいでしょ?

 

メインロッドに決定!

ベイミクス、もう全会一致でメインロッドに決定!

(僕一人だけど。)

すべてが高次元でバランスしていて素晴らしい。

強いてマイナスポイントを探すなら、ブランクスの塗装が極薄なのでカーボン地を直にさわってるようなザラつきがあることくらい。

ピカピカした塗装になじみのある僕の好みの問題なので、決してマイナスじゃないし、むしろ持ち重りしないバランスの良さに寄与している部分だろう。

 

普段は機動性を最重視してテレスコロッドを多く使っているけど、テレスコピック以外では間違いなくこのベイミクスが一番いい。

汎用性がありすぎる、ターゲットが広すぎる、高次元で万能すぎる、最高やん。

いろんな魚を竿1本で釣りたい僕ぼっくり、ベイミクスSSD S72MLをメインロッドとします!!

褒めちぎってゴメンナサイ。

でもこれ本当だから。