2万円のトンネルテント!フィールドアとヴィリメッツァを比較考察![FIELDOOR・villimetsa]

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数年前に発売された2万円前後のトンネルテントは、その衝撃の安さから注目が集まっています。

トンネルテントは数あれど、安いうえに何だか良さそうだぞ?という感じで魅かれてる人も多いはず。

そこで普段からトンネル型テントをキャンプで使用してる僕ぼっくりが、このFIELDOOR TUNNEL TENT 620とvillimetsa トンネルテントという2つのテントのメリット・デメリット・使い方などを考察してみたいと思います!

 

FIELDOOR TUNNEL TENT 620とは?

こちらおよそ2.4万円の安さで発売されており、ときどき欠品しては在庫回復をくり返しているので、かなり売れている様子。

トンネルテントの需要が上がっていることを実感しますね。

 

villimetsa トンネルテントとは?

こちらも2.0万円と激安ですが、2020年6月からずっと品切れの状態です。

グレー1色のみですが、グレーの濃さ加減もよく、暑すぎず眩しすぎずの良い遮光加減になりそうですね。

在庫の回復を急いでほしいところですが、もしかしたら廃番になったのかもしれません。

品切れ状態のまま放置せず、最新情報がほしいところです。

 

FIELDOORとvillimetsaのテントを比較する。

ざっと見比べても、それなりに特徴の違う2つのテント。

比較していきましょう。

写真はすべて左がFIELDOOR、右がvillimetsaとなっています。

(グレーがvillimetsa、それ以外の色はFIELDOORという見方もできます)

 

サイズ

横幅は2つとも同じく260cm。

全長が、FIELDOORは620cm、villimetsaは665cmとなっています。

高さは195cmと190cm、ほぼ同じサイズだと言えますね。

 

カラー

FIELDOORはライトベージュ・ライトグレー・ダークブラウン・カーキの4色、villimetsaはグレー1色の展開。

どの色を選んでもオシャレでいいですね。

FIELDOORは遮光コーティング済みなので、日中のテント内のまぶしさもマシになっているはずです。

 

耐水圧

生地の防水性を示す、耐水圧。

FIELDOORが「1500mm以上」という表示、villimetsaが「テント地2812mm・床材2649mm」という表示でした。

FIELDOORの1500mm以上という表示の仕方がどれだけの安全マージンを持たせての表示なのか、villimetsaの細かな表示がテストで水漏れしはじめた実際の数値という意味なのか、この数字の捉え様という空気も感じます。

ただこの数字に関しては、高いほど安心感があるのは事実ですね。

 

耐光性

生地のUV(紫外線)に対しての遮断性能。

FIELDOORが「UPF50+」という表示で、villimetsaが「UV90.3%カット」という表示なので単純比較ができませんでしたが、どちらも十分に紫外線を防いでくれる効果があることが窺えます。

FIELDOORについてはさらにシルバーコーティングが施されており、遮熱性も高いとのこと。

夏を意識した生地という面では、FIELDOORに軍配が上がるかもしれません。

 

フライシートの開口部

ここはテント選びにとって最重要ポイントになります。

比較していきましょう。

FIELDOORは開口面が8面、villimetsaは6面です。

いずれの開口部も幕の跳ね上げが可能で、ポールを立てればキャノピーとしての使用ができるようになっています。

一番違うのは、FIELDOORは開口部を全面メッシュにでき、villimetsaは開口部に小さめのメッシュ窓付きという仕様な点。

ただ実際にトンネルテントを年間通して使用してみて、開口部をメッシュにして使用したことはほとんどなく、跳ね上げてキャノピーにするか巻き上げておくか、閉めておくか。

結局、開閉でしか使用しておらず、メッシュの出番はほぼゼロ。

ずっとメッシュ生地は巻き上げて留めたままになっていました。

なので正直なところ、メッシュになるかどうかはどちらでも良いというのが、実際にトンネルテントを使っている上での感想です。

それでも、全面メッシュにしようと思えばできるのは、できないものより確実に良いポイントだと思います。

人によって使い方は様々ですし、使用方法の変化にも対応できますからね。

 

しかし全面メッシュより重要なのは、インナーテントの開口部の仕様と、このフライシートの開口部のマッチングだと感じています。

ここはこの2ブランドで大きく違う点です。

 

インナーテントの仕様

前面の開口は同じで、サイドと後面が決定的に違います。

FIELDOORはサイドと後面ともにメッシュ固定、閉じられません。

ずっとメッシュです。

villimetsaはサイド布地(メッシュにはなりません)ですが、後面は前面と同じ仕様で、開口できメッシュにもなります。

これは大きなメリットです。

結局のところ、通気についてはメッシュよりも開口して風を通すのが一番てっとり早く、前後とも開くのがベスト。

FIELDOORはそこの自由度がなく、前面は開くものの他の3面は冬だろうが春秋だろうがずっとメッシュ、後面もメッシュで開かないので出入りも開放もできない。

どう考えても冬は使えない仕様で、しかも前後の完全開放の通気ができるわけではない。

さすがにこの仕様は、使える場面がかなり制限されてしまいます。

どうせなら夏に完全特化して、蚊帳のようにオールメッシュでいいのに、とも思っちゃいます。笑

 

ここは完全にvillimetsaに軍配が上がる点ですね。

 

両者を比較してみての総評。

細部を比較してもさほどの大きな差はなかったですが、決定的な違いは開口部の開放パターンとインナーテントの仕様。

夏だけで見るとFIELDOORは良いのかもしれませんが、通年使用でのバランスの良さはvillimetsaが良さそうです。

FIELDOORのインナーテントの仕様変更、もしくはバリエーションから選べれば、この価格帯のトンネルテントのなかでは最強になれると思うのですが…

 

そして、いずれのテントも在庫がけっこう不安定なようなので、在庫の有無は購入時点で確認してみてくださいね。

さらに、予算が5万円ほど可能であれば、僕ぼっくりの使用している「テントファクトリー トンネル2ルームテント」はかなりオススメです。

詳細レポートしてますので、あわせて比較してみてください!