情報発信の注意点。SNSなど発信者の陥りやすいワナとは。

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いまやスマホを持っているひと全員が発信者になりうる、この「国民総発信者時代」。

…そんなコトバは無いけども。笑

 

でもこうして発信者が増えると、どうしてもそこで影響力を高めていきたいと考える人も一定数いるはずですよね。

そんな影響力を高めていきたい発信者の、陥りやすいワナがあります。

それは頑張って発信すればするほど、情報発信の「情報」のところの価値が薄まっていく現象。

 

「なにそれ分からんぞ」

と思ったあなたはコレ読んどいたほうがいい。

そうすれば、ずっと影響力を高めていける発信者になるはずです。

 

「発信」に偏りすぎる弊害。

情報発信者はなにも「発信」をすることが使命なんじゃーありませんよ。

それよりも、発信するに値する「経験」に重点をおいたほうがいい。

口先だけではない実践者からの言葉には、自然と重みが出るものです。

 

だれかと発信の回数を競ってるんじゃない。

発信することで、人になにかしらの価値を届けたいわけでしょ?

それならまず発信よりそれ以前に、人に届けて喜ばれるような価値を作らなきゃいけない。

そして単発で終わらぬよう、作り続けなきゃいけない。

つまり発信者より先に実践者たれ、ということです。

 

真似事はいらない。

インフルエンサーに憧れて、その真似事をする。

表面的に言葉や所作ばかりをマネて、その実がないんです。

インフルエンサーといわれる人々にその実が伴っていない人はいません。

実践からくる経験をたくさん積んでいるから、その言葉が人に深くまで届くわけです。

そして今もなお実践しつづけられていますよね。

だから影響力があるし、影響力が衰えない。

 

「発信をがんばろう!」ではない。

そんな人とっても薄いし、見る気にも聞く気にもなれない。

 

昔こんな同級生がいた。

「ジャズが好きになりたいんだけど、なに聴けばいい?」

僕はこの言葉がうまく飲み込めず、しばし固まった。

好きになりたいって…なんだ?

ジャズ好きなんだけど何かいい曲知ってる?とか、

いいプレイヤー知ってる?教えて!

って言われるのなら分かる。

しかし僕はテクノが好きだ、真反対じゃないか。笑

この友人はおそらく僕を「音楽好き」というくくりでカテゴライズしていて、何気なしにそう聞いてきたのだろう。

だから僕もテキトーに答えておいた。

 

そういう真似事をしようとしても、実が伴っていないと何も響いてこないんです。

「好きになりたい」って何だよって。笑

こういう心構えで表面的なマネだけしても、なにも届かないからね。

 

反対にインフルエンス力のある人は、もう経験がにじみ出ている。

言葉にして出さないとあふれてしまうから、だから発する。

そしてその発信の価値は高く、そして人に響く。

こういうことなんです。

 

自分から自然とにじみ出てくるようなものを言葉にしないと、人には届かないんですよ。

 

その影響力は薄まっていくよ。

発信にばかり力を注いでいると、その発信の主軸となる「経験」に時間を注げない。

「発信者!」になりすぎて、いちばん重要な「経験」が止まっているんですよ。

そうすると、どういうことが起こるか。

 

それまであなたの発信を見聞きして、それに共感して実践してきた読者たちが、あなたを追い抜きます。

あなたがせっせと発信に精を出しているあいだに、読者は実践を積んでいたからです。

そして発信者として影響力を高めることなどには目もくれず、実践に重きを置いて成果を積みあげた。

そうすると当然ながら、追い抜きますよねぇ。

 

ホントに読者の発展を願って発信をしていたなら、それも本望でしょう。

ですがその読者にとってあなたはもう自分と同じくらいか、もしくは自分より下になってしまった。

そうしたらあなたの影響力はどこへ?

もう薄まりきってしまいましたよね。

 

実践や経験が主軸で、発信はただのオマケです。

ここを勘違いしては、その発信にすら力はなくなりますよ。

まだ発信にも力がない段階なら、なおさらですよね。

 

あなたは何者か。

自他ともに認められるような「何者か」でないといけないんです。

それが発信力のベース。

なにも発信の回数や頻度のハナシではありません。

Twitterでうっすい繋がりのフォロワーが増えていくだけです。

そんな数だけで見栄張ってたって意味がない。

それじゃあ「ジャズが好きになりたい」僕の友人と、感覚的に同じだ。笑

 

あなたが何者かであるから、ハナシを聞いてくれるんです。

何者かであるために、実践と経験があってこそ。

そして現在進行形で積みあげていてこそ。

前は頑張ってたひと、にならないように。

 

はい、これは自戒でもあります。笑

僕もまだまだ実践しつづけますね。