ソルティーフィールドの魅力は、適合ルアー重量の幅が広いこと。
このSFS-735L-TEも例に漏れず、1~14gのルアーにまで対応してくれるのだ。
それってアジングの1gジグ単から、エギングで3号まで対応するってこと。
1本のロッドでこの幅広さ、素晴らしくない!?
ということでコンパクトロッド愛好家の僕ぼっくり、これを見つけるなり即購入したのであります。
スペック
僕はアマゾンで購入。
届くまえに分かっていた情報を置いておく。
- 全長:7.3ft 221.0cm
- 仕舞寸法:55cm
- 自重:113g
- 先径:1.1mm
- 適合ルアー重量:1~14g (エギ~3号)
- 適合ライン:PE0.5~1.2号/ナイロン2~5lb/リーダー~16lb
- パワー:L (ライト)
- テーパー:ファースト (先調子)
- 継数:5本継ぎ (テレスコピックロッド)
- 素材:カーボン72% グラス28%
- ショルダーベルト付きセミハードケース付属
アジやメバルなどの魚種を、軽いルアーを使って足元や漁港内など穏やかな場所で釣るのに最適、とのこと。
少し長めなので足場が高いところや遠投したい場合にも良し、だそうです。
表示されているターゲット魚種は、アジ・メバル・メッキ・カマス・カサゴ・キス・ハゼ・ベラ・カワハギ・秋アオリイカ・ヒイカ・イイダコ・小型ソイ類・小型ハタ類など。
僕としては少し頑張って、シーバス(セイゴ)・ヒラメ(ソゲ)・コチ・小型青物なんかも狙っていきたい。
これぞライトゲームにおける万能竿、まさにバーサタイルロッドってやつじゃないの!
ということでワクワクしながらAmazonの荷物を待ったのだ。
届いた!
Amazon早い!
あっという間に届いたやないか。
わりとコンパクトな箱に入って届いたなぁーと思ったが、ロッドも専用ロッドケースも超コンパクトだった。
ケースに品番がプリントされているあたり、それぞれの番手ごとにピッタリのケースになってるってことだね。
ぽっこりしたグリップ部が特徴であり、チャーミングですなぁ。
リールを装着したときに、これがとても握りやすかった。
ケースにぶら下がってたこの表示、SFS-735L-TEがいかに守備範囲が広いかを表してるね。
735の「5」が継ぎ数を表していて、735以外の番手はすべて6本継ぎとなる。
感度や重量でアドバンテージとなるので、やはり継ぎ数は少ないほうがいい。
僕はコンパクトロッド愛好家だけど、なかでも5本継ぎ以内のものを好んでいる。
ガイドはすべてFuji製(富士工業製)で、合計7つ。
竿の元から順に、
[元]●固定 ●固定 ○遊動 ●固定 ○遊動 ○遊動 ●固定[先]
という仕様になっていた。
にしても先径1.1mmというのは、慣れるまではちょっと心配な細さだなぁ。
折らないように気をつけねば。
控えめなグリップエンドと、ぽっこりしたリールシート部が愛らしい。
リールはダウンロック式で「Be your Style」とプリントされている。
意味は「あなたらしく」かな?
プラスチック部がちょっぴりチープに見えるのは意外だったけども。
まあそれも含めて、なんともカワイイじゃないか。
グリップエンドのEVA素材部分に「Abu Garcia」の刻印がさりげなくてオシャレ。
尻栓に空気穴が開いてないけど、収納時に空気の逃げ場がなく縮ませにくい…なんてことは無くて良かった。
開封してちょっと触ってみた感想としては、
問題なし!かわいい!期待大!
はやく海に連れていって、この竿でライトゲームに興じたい。
竿先と水中に没頭したい!
そんなワクワクを胸に、いよいよ実釣!!
実釣レビュー
週末に都合がついたので、ワクワクも引きつれての釣行へ。
いちおう予備として、いつものメインロッドも持っていく。
目指すはライトゲームに最適な秋の日本海、福井県の小浜新港だ。
リールは2000番にPE0.6号、リーダー8lbs。
朝マヅメをまずは7gのマイクロジグで狙っていく。
それでは、ファーストキャスト!
お、けっこう柔らかい。
シャキッと芯のあるキャストフィールのバスパラとは違い、しなりを活かしてリラックスして投げるタイプの竿だ。
しなりを利用して力まずキャストすると、実によく飛ぶ。
これは女性や子供のように力で投げられない人にも、すごく飛ばしやすい竿だと思う。
トゥィッチ、ジャーク、フォール…いろんなアクションを加えてみると、竿先が細くしなやかなこともありシャープではないが、操作性はわりと良い。
ボトム付近でちょんちょんトゥィッチとフォールを繰り返していると、ククンッ!といいアタリがあった。
あがってきたのは小さなアコウ(キジハタ)。
ボトムを感じるにもアタリにも感度よく、小さな魚のバイトも弾かない、しなやかなティップがいいね。
そしてライトゲームといえばやはりジグヘッドワームでしょ。
3gのジグヘッドに4.5cm緑系シャッドテールワームが、僕ぼっくりの標準。
表層→中層→ボトムと探っていくと、ボトム寄りの中層でポンポンとヒット連発!
9月にしては良いサイズのカマス、うすピンクの魚体が美しいねぇ。
いい感じに回遊がつづき、カマスの引きをたくさん楽しんだ。
小さな魚でも引きを楽しめる、気持ちよく曲がってくれるロッドだなぁ。
1gから14g(エギ3号)までさまざま投げてみたが、思いどおり投げやすいのは2g~10gあたりだった。
ルアー重量が14gに近づくと、竿いっぱいを使って「よーいしょ!」と投げてる感じ。
3号エギをシャクるとすこしモッタリ感があったが、2.5号なら小気味よくアクションさせられた。
逆に軽いほう1gは、竿のしなりを利用して投げる感じ。
このあたりの軽さをもっと気持ちよく投げるには、あとすこし細いラインを選んだほうが良さそうだ。
ちなみに適合ラインはPE0.5~1.2号/ナイロン2~5lb/リーダー~16lbで、この下限を選ぶということ。
PEはおそらく0.3号くらいまで使えるでしょう。(メーカー推奨範囲からは外れるので自己責任で)
このアオハタもよく引いてくれたね。
この日、30cmちょいのシオ(ショゴ・カンパチの子)と1mほどのダツを足元でバラした。
両方ともすごいパワーだったけど、このライトなロッドでも足元まで寄せられるパワーがちゃんとあったのだ。
ティップからベリーまでぐいーんと曲がって踏んばっていたが、バット部にはまだパワーを残しているような余裕もすこし感じた。
これは前述した、シーバス(セイゴ)・ヒラメ(ソゲ)・コチ・小型青物あたりまで対応できる確信をもてたのが嬉しいね。
これからガンガン狙っていこう!
ちなみに帰りがけにサビキもしてみたけど、ちゃんとできたよ。
アジングちゃうんかい!ってツッコまないでね。笑
アジ釣るにはサビキがいちばん!と思ってる人なので。。。
バーサタイルだ。
イメージどおり、1g~14gまでをちゃんとカバーしている万能竿だった。
テレスコ竿で、どれか1本!と選ぶなら最適といえる。
竿の重量113gというのは決して軽くはないけど、1日中投げていて重さを感じなかったことには驚いた。
竿先側の持ち重りを感じないバランスのよさが要因だと思うけど…
そうか!分かった!
ここに、ずんぐりむっくりしたグリップが効いていたのだ!
これで竿先と竿元の重量バランスが取れているわけである。
すばらしい。
僕ぼっくりのメインロッドは、シャキッと芯があり振りぬきがよく85gと軽いバスパラにしばらく変わりはないと思うが、その次に控えるのは間違いなくこの竿である。
あらゆる面においてバランスが素晴らしい。
これは良い竿です。