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万年雑魚釣り師、初の尾鷲港でLSJからのSPF!?

福井か三重か。

ジナンと風呂に入りながら、僕ぼっくりは迷っていた。

今晩出発の釣り車中泊で、強風の福井にいくか、遠い三重にいくか…

ここのところの釣りでは強風にさらされてばかりなので、おだやかな天候のなかで釣りをしたい。

三重はおだやかな予報なのだが、福井に行くより倍以上の時間がかかる。

僕はあまり運転が好きではない、嫌いではないが好きでもないのだ。

そうしてウーンと悩んでいると…

ジナン「オトーサンはどっちで釣りしたいん?」

僕「三重やけど遠いねんなぁ。福井なら2時間、三重なら4時間やねん。」

ジナン「でも釣りしに行くんやろ?ほな釣れるほうを選ばな!時間かかっても釣りたいほうに行かな納得できひんやん。」

僕「なるほど…」

こうして小2のジナンにあっさりと説得され、家族に見送られながら三重に出発した。

 

紀伊長島港へ。

8時に我が家を出て、0時に紀伊長島港についた。

雨のなかを走ってきて、ちょうど4時間。

予報どおり雨はあがって、星空まで見えている。

朝の釣りにそなえて、ビール1本だけ飲んだら寝よう。

そして朝。

まだ暗い5時頃から竿を出す。

堤防には釣り人が5人くらいいて、みんな別々の釣りをしている模様。

だが釣れてる様子はなく、僕のルアーにもまったく無反応だ。

朝焼けをみて、ライトジギングに切り替える。

ここでは以前シオ(カンパチの子供)が釣れたから、なにか青物がかかったら嬉しい。

しかしせっせと竿をしゃくり続けても、なーんにも反応がない。

となりのノマセ釣り師も無反応らしく「雨の濁りのせいかなぁ…」とテンション低めであった。

いよいよ明るくなってきた。

ノマセにすら反応がないんだから青物はあきらめて、チニングすることにした。

ここは砂底に岩がぽつぽつ点在していて、チヌもけっこう生息している。

ジカリグに2度ほど明確なアタリがあったものの、フッキングが決まらず。。。

人も増えてきたので、朝食タイムとしようか。

朝メシを食ってゴロゴロしながら「ちょっと釣れない気配だなぁ…」と思っていた。

移動するかな…

釣りのメッカである尾鷲港は、ここ紀伊長島から車で30分ほどである。

人の多さを想像して今まで避けていたが、行ってみないと実際の様子はわからないからなぁ。

よし、はじめての尾鷲港に行ってみよう!

 

尾鷲港へ!

紀勢自動車道を走ること30分ほどで尾鷲の街についた。

あちこちに大漁旗がはためき、どこからかお囃子も聞こえる。

あとで調べて分かったのだが「尾鷲イタダキ市」という朝市が催されていたみたい。

だがそのときは気がつかずに、まっすぐ堤防にむかった。

どぉわぁぁぁああ!!と混んでる想像をしていたわりに、意外にもスペースがあるぞ?

駐車も多いけど、停められないほどではないし。

ちゃんと管理されている公衆トイレもあって良いやん!

釣具一式をつめたライフジャケットをささっと背負い、竿をもって堤防をすすむ。

堤防の根元のほうはテトラが大きくて釣りには危険だから、みんな先端のほうにいるみたい。

先端まで行ってみると、釣り師は多いがなんとかスキマもあるぞ。

もう朝マヅメは過ぎているが、よし、やってみよう!

 

軽微な反応。

20gのメタルジグをしゃくって2時間。

ここも釣れないのかぁ…と気持ちがダレはじめたところ、ククン!と軽い反応が。

すこし聞きアワセをしてみたが乗らず。

おそらく小型のハタ類だろう。

続けて同じところを狙ってみたが反応はなくなった。

沖合いには大きな帆船が停泊していたが、調べてみたら「日本丸」という練習船なんだって。

そして港内には海上保安庁の「巡視船すずか」と「巡視船みえかぜ」が停泊していることも分かり、あぁホントだ…と眺めたりしていた。

そう、釣れる気配がないのである。

 

あまりに反応がないので、ショアジギしているお隣さんに話しかけてみた。

ぼっくり「…釣れますか?」

お隣さん「まだ反応はないけど、最近けっこう青物があがってるらしいよ。」

ぼっくり「ツバスですかね?」

お隣さん「いやいやブリだよ、80cmオーバー!」

ぼっくり「えぇーーーっ!?ちょっと竿変えます!」

さすが尾鷲ぇぇーーー!!

夢がある!!!

 

夢を追う。

ライトショアジギロッドに持ちかえて、40gのメタルジグをぶん投げる。

というか40gまでしか持ってきてない。

まさかブリだなんて、考えてもいなかったからなぁ。

だがしかし、あいかわらず堤防のショアジギマンには誰も反応がある様子はない。

時間だけが過ぎていく。。。

ちょっと休憩。

三幸製菓 新潟仕込み 塩味」コレがたまらんほどウマイのです。

けっきょくコレが昼メシになったし。笑

結果的に、ライトショアジギングは撃沈だった。

ショアジギ勢はたくさんいたけど、全滅。

かわりに堤防のあちこちで歓声をあげていたのは、サビキ釣りをしていた人たち。

良型のアジやサバがあちこちで揚がっていた。

ぬぬぬ…やはりエサ釣り強し!

 

朝マヅメる。

翌朝。

28gのメタルジグにアタリがあったがフッキングならず、だが追い食いでヒット!

…3秒でフックアウトぉぉぉ!!

おそらく青物、ツバスサイズではない重量感であった。

その後は小さなアタリをひろって25cmほどのチヌがあがってきたが、堤防上でオートリリースされていった。

ただこの堤防カドの男がもう180度以上もの広範囲に投げまくるので、僕は船道に追いやられた。

朝の出航がつづく船道は、もう釣りにならんよ。

右隣の僕が投げると「ここはオレの陣地だよ」と言わんばかりにスレスレにわざと投げてくる。

左隣の人が投げても、おなじ事をしてるし。

僕がヒットした様子をみて、その場所を奪うように攻めてくるもんだから、もうやる気なくなったよね。

極めつけは堤防カドから立ち小便、おいおい…隣は女性だぞ。

もうアホくさくなって、三幸製菓の朝メシ。笑

オレが竿を置いたタイミングで、なぜか男も堤防上でゴロリと横になってタプタプの腹を見せながら寝始める。

チャンスではあったが、僕が投げ始めたらまたどうせ起きるんだろうから、めんどくさいし納竿した。

 

新入りの初陣。

今回、新しく手にしたロッドの初陣であった。

テイルウォーク ベイミクスSSD S76M

すでに所有しているS72MLの兄貴分的な存在で、

S72MLの適合ルアー重量5~28gに対し、

新入りのS76Mは7~40gである。

S72MLはエギングロッドぐらいの強さ、S76Mはライトめなシーバスロッドくらいの強さだなと。

この2本の使い分けを楽しんでいけたら、僕のおもな釣りはほとんどカバーできる。

今回の釣りに持ち込んだのは新入りのS76Mのほうで、表記どおり7gのマイクロジグから40gのメタルジグまでストレスなく投げられた。

あとはまぁ…

ちゃんと釣れたときにレビューしますね!汗

 

得意のSPF!

SPF=スーパーフィッシング。

知ってますか?SPFを。

まぁ、こういうことでぇーす!

ただいまー!!

さぁ食べよー☆

こうして初の尾鷲ボウズ釣行を終えましたとさ。

めでたし、めでたし。(?)