ブルーじゃないブルーシートをタープ代わりに!特大サイズでやってみた!

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こういうの、見たことありませんか?

よく工事現場のまわりをぐるりと囲ってある、あの白いシートです。

安いブルーシートをタープ代わりに使ってみたらどーなんだろー。

そんなことをずっと考えていたら、安いのをネットでみつけたので、思い切って買ってみました!

 

タープ代わりにしたブルーシートはこちら!

白防炎シートっていうみたいです。

厚めのコーティングがされていて、防水性はかなり高そう。

しかも防炎シートというだけあって、難燃素材でできているのでしょう。

キャンプでは焚火もするし、火の粉で穴があかないのは嬉しいポイント。

 

他にもODグリーンのこんなのも気になってた。

これは実際にキャンプで使ってる人もちらほら。

#2500とか#3000という厚手の生地だし、タフですね。

このテのカラーシートはキャンプ用途以外にもいろいろ使ったことがありますが、まあまあ万能ですよ。

ただ、今回はやっぱり「防炎」というものを試してみるべく、白防炎シートを使ったレポートです。

 

白防炎シートを使ったタープの張り方。

いろいろやってみたので、お見せしましょう!

 

広げる前。

5.4mあります。

広げてみて、寝転んでみた。

身長167cmの僕ぼっくりが大の字になっています。

伝わるかなぁ…。笑

 

さて、張っていきますよ!

…その前に。

「防炎!」と書かれたタグがそのままだと、まるで工事現場になっちゃうので、一応はがしておこう。笑

かなり粗めに縫いつけてあるので、一か所ほどけばスルスルと剥ぐことができます。

これでもう何の色もない「ただの真っ白シート」!!

 

そして、張る。

まずは、よくある形。

どうしても重さで真ん中が垂れ下がってしまうので、ポールを天地さかさまにして支えています。

こんな感じ。

 

これは片方を地面まで下げたスタイル。

両側を下げると、こんな感じ。

ちょっとテントっぽく見える。

5.4×3.6mの長方形なので、長辺と短辺の使い方を変えるだけでも用途が広がりますね。

 

テントでの使用といえば、こんな感じで使われたりもします。

ポール1本だけ。

こんなにピン!と張らなくても、ラフにだら~んと使ってもいいかも。

 

中の空間を広げるなら、こんなのも。

こんなのとか。

テキトーに張っても、大きさのおかげでなんとか形になる。

小さいのだと制限がいろいろ出てくるけど。

 

まだまだ、いろいろお見せします。

 

 

 

風の強いときのキャンプでは、焚火の風除け陣幕として活用したり。

こんな感じで、イメージ次第でいろいろできちゃいます。

 

結論から言うと、ODグリーンシートのほうが良い。

ただ、こうして使用してみて感じたのは、白防炎シートは防炎加工のコーティングが厚くて全体的な重量感こそ#3000の厚手のブルーシートと同等にあるものの、引張りに対して伸びてしまい、その重量感ほどの強度がない。

おそらくシートの繊維そのものはけっこう薄手のものなんじゃないかなーと思ってたら、やぱりそうだった。

ほら、これ見てください。

防炎コーテイング面と剥離してしまった中身の繊維は、なんとこんなに貧弱でしたー!

だめだこりゃ…

 

それに対して#3000の厚手のシートというのはコーティングがなく、防炎性や防水性などはさほど期待できないけど、シートを構成している繊維の密度が高く、その分しっかりした引張り強度がある。

結論から言うと、厚手のODグリーンシートのほうがタープとして使えて、そして色も自然によくなじむ。

 

キャンプで白防炎シートを使ってみる。

さて、実際に白防炎シートをキャンプでタープとして使ってみたレポートです。

ばんっ!できたー!(途中経過を飛ばしすぎ!)

我が家のトンネルテントと連結させた、えせ「チーかま」スタイル。

しかし…いつもながらオシャレさや色のマッチングを無視しまくってきた我が家のキャンプのダサいこと…笑

せめて新色のトンネルテントなら、もうすこしマッチしたかもしれないのに!

 

この色はアカンなー。笑

まあでも、機能的なものだけ見ると、なんとなく普通に具合よさそうでしょ??

ポールが同じ長さのしか持ってなかったのでこんな感じになりましたが、雨の場面では真ん中のポールは高いものにしないと、上に水が溜まっちゃうはず。

 

隣の友人のテントは、「えいひれスタイル」。

こういう△型にしとかないとね、ほんとはね。

 

まあとりあえず張りたかったのでやってみた、という仕上がりです。

そして、いろいろと問題点が見つかってきます…。

 

耐火性能は?

このシートの下で普通に料理や焚火をしてみましたが、耐火的にはとくに問題点は感じられませんでした。

まあ、ボーボーと炎をあげていったら、もしかしたら燃えるのかもしれませんが…通常の使用では、焼け焦げたり溶けたりもせず、火の粉のついた痕なんかも穴があいた箇所はなく、まあしっかり防炎素材なんだなと感じることができました。

まあでも、もし安いブルーシートが多少の火の粉でぽつぽつ穴が空いても、そんなにショッキングでもないので気にしないと思うけど。笑

直接火で燃やしてみて試したわけじゃないけど、一応の効果は確認できましたね。

 

だがしかしタープとしての使用では、問題はそこ以外にありました…。

 

白防炎シートでタープ、やっぱり難あり!

なにより一番のネックになったのが、ハトメの弱さ!

引っ張りに負けて、ハトメと生地が分解しかかってます…。

この日は、無風で穏やかな天気。

それなのにこの状態です。

 

これが風のある荒天なら、即座にハトメが破損してタダのヒラヒラ白旗になること間違いないでしょう。笑

このへんは事前にウワサで聞いていたので覚悟してましたが、聞いてた通りの弱さです。

だからあまりピン!と張ってはいけません。

 

ピン!と張ったらハトメが壊れるので、トンネルテントのポールにクッションになってもらいました。

そのせいで、トンネルテントこんなに歪みます。笑

でもこのしなりのおかげで、ずいぶんとハトメへの負担は減ってました。

反対側のガイロープを張ってバランス取りたいところですが、それをしたらハトメが飛ぶでしょう。

厚めのコーティングが施してある生地はそれなりに重く、その自重がまたハトメにダメージを与えているようです。

ハトメは90cmピッチで多数あるので、四隅だけを使わずに多数のハトメを引っ張ることで力を分散すればよいのかもしれません。

けどそんなことしてたら、テントの周りがロープだらけになります。笑

 

結局のところ、広範囲をカバーしたい大型タープとしてはやっぱり役不足という感じ。

問題点はハトメの弱さ、そして生地そのものの引張り強度の弱さですね。

 

そして何度目かの使用でついに破損。

ついに…ハトメがふっ飛びはじめました。

生地自体の強度がないですね、白防炎シートは。

うにょーんと伸びて、ばちーんとハトメがとぶ。

何か所もあるハトメにうまく力を分散させつつ使っても、そのうちいつかハトメが飛びます。

うにょーんと伸びる生地と、ハトメ付近の弱さ。

やっぱり#3000の厚手なODグリーンシートのほうがいいね、という結論に行きつきます。

 

ハトメが飛んだときの対処ですが、こんな方法があります。

まずはゴルフボールくらいの硬い石などを用意します。

この日は、落ちていた木の実で代用。

それを、ロープを結びたいところに当てて包む。

てるてる坊主のようにしたら、ここにロープを結びます。

結び方はなんでも良いんですが、僕は釣りでよく使われる「ユニノット」にしてます。

引っぱるほどに締まっていく結び方だからです。

これで完成。

 

ちょっと強度はあまりなくて抜けやすいですが、ポールの尻側の先端をシートで包んで結ぶ方法も。

現地でもし困ることがあったら、これを見て試してみてください。

 

なんとか解決策はあると思う。

ポールを増やしたりして、力を分散させてやることがまずは大事です。

そして、サイズが大きいぶん重くなることでハトメに負担がかかるんだから、この半分程度のサイズを選べばそれなりに使えるはずです。

ただ小さくなる分だけ、張り方の自由度はなくなっていきます。

 

それと、雨や風が強くて負担のかかる場面では、逆らわずに緩めてやる。

こんなところでしょうか。

 

使い様によっては活躍?ブルーシート!

素直に本来の用途で使ってるわけじゃないので、オススメ!とは言えませんが、使い様によっては面白い。

結局それなりにしっかりしたタープを使うのがベストなのは間違いないです。

でも、めっちゃ安いブルーシートを、あれこれ考えながら活用しようとするのが楽しいんですよね。

 

結論としては、白防炎シートより#3000の厚手のODグリーンシートが良いという事になりましたが。

こちらのODグリーンシートのほうが引張り強度もあり、タープや防風シートとして万能に活躍させやすいと思います。

 

現在はさらに、ニュアンスカラーなるものが登場しております。

探してみると6色ほどの展開があり、サイズも種類豊富。

これ、いいかも!

 

ぼくは白防炎シートでレポートしましたが、あなたはブルーシートをどう活用しますか??

安いので、いろいろと試してみてください☆