【福井県の釣り】音海ウミック沖イカダ「ヘタヶ崎筏」でライトジギング【6月】

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音海大波止が立入禁止に…

音海(おとみ)といえば、関西の釣り人なら行ったことのある方も多いだろう。

僕ぼっくりもハタチ頃から足繁く通っていた「音海大波止」は思い出の釣場である。

それだけ好釣場で一級ポイントだったのだが。

2024年3月7日から、事故防止のため立入禁止になってしまった。

その背景には、近年の釣りブームによるマナー悪化や、もしかしたら実際に事故があったのかもしれない。

いずれにせよ、もう音海大波止で釣りはできなくなってしまった。

音海で釣りを楽しむことは、もうできないんだ…

そう思っていた、ある日。

ご近所のK氏から「音海に釣り行きませんか?」と誘われた。

いやいやいや…K氏は知らないのか?と困惑していたら、

「筏ですよイカダ、音海は釣りできますよ!」と言うのだ。

そ、そうか!そのテがあったか!!

 

「行きます行きますスグ行きますイマ行きますハヨ行きましょ!!」

と鼻息あらく迫ると、

「まあ今すぐって言われてもアレですが、こんどの週末行きましょうよ。」

という話になったのだ。

 

もう無理だとウナダレていたが、まさかの音海で釣りができるのだ。

もう興奮がおさえられない。

メンバーはK氏と、うちのチョーナン、そして僕ぼっくりの3人。

いざ!向かうは「ウミック」!!

 

ウミックの朝の賑わい

K氏が「ヒラマサやマダイの可能性もある」というので、焦ってPE0.6号を急遽1.5号に巻きかえる。

もっと太いラインでもいいのかもしれないが、今のところ僕が持っている一番太いPEラインが1.5号、フロロリーダーが20lb。

あとはいつもの釣具一式にがんばってもらおう!

 

夜中1時に出発し、途中ちょくちょくと休憩をさはみながら、滋賀の我が家からは約3時間の道程であった。

朝4時過ぎにウミック到着。

出航は5時半とのこと。

コンビニ弁当を食べたりトイレを済ませたり釣具の確認をしたりしていると、あっという間であった。

チョーナンには出発前に、半ズボンだとヒザをついたときにケガするから長ズボンに履きかえるよう言ったのだが、いま気付いたらヒザ破れてるし一緒やん。笑

小学生ってすぐヒザ破るよな、僕もそうだったなぁ。

はやる気持ちでフワフワ過ごしていると、ウミック前には人がどんどん増えてきた。

みんな慣れた様子で準備をしている。

K氏は筏の経験豊富だが、ウチはこれで2回目。

どんな釣りになるだろう…

 

5時半をむかえ、いよいよ乗り合いの船でイカダへ向かう。

いざ出航!

はじまったぞー音海での釣り!

もう無理やと思っていた音海での釣りやで!!

さあ楽しもう!

頑張るでー!!

 

沖イカダ「ヘタヶ崎筏」へ

いろんなイカダに点々と乗客をおろしながら、船は沖合の「ヘタヶ崎」方面へ向かう。

朝の空が美しい。

いつも音海大波止からルアーを投げていた、その沖方向のイカダに乗るわけだ。

沖に浮かぶイカダは4基、そのひとつに我々は上陸(?)した。

まずはメタルジグをセットし、みんなジギングから。

40gや28gのライトジギングだ。

 

水深は35mだと聞いていたが、なるほど深いぞ。

40gのメタルジグが着底するまでに、かなりの時間を要する。

いろんなルアーを5gから40gまで揃えてきたが、これは軽いのは使えそうにないなぁ。

さて、お魚はどのレンジにいる?

 

っと、いま始まったばかりなのにK氏にヒット!

いきなり大きなサバぁぁぁ!!

みな俄然テンションが上がる、いや爆上がりである。

これは幸先がいい、さあ後に続けー!

せっせせっせとジグをしゃくる。

 

ゴン!と僕にもアタリ。

おぉ…よく引く!

サバかサゴシか…なんだろう?

フッ……あぁ抜けちゃったーーー。

 

すると隣で「キターーー!」というチョーナン!

おぉ、フライデーのフルカーボンソリッドロッドが海面に突き刺さってる!!

がんばれーがんばれーーと応援しながらタモを構えていると…

あがってきたのは鯛!

マダイ(チャリコ)だ!

やったねーーー!

 

僕はダイソーVJにチェンジしてすぐに、アオハタがヒット。

ありがとう!大きくなってからまた釣れておくれ!

でもやっぱり青物を狙いたい!

また40gメタルジグに戻し、せっせとシャクりつづける…

 

ゴゴゴン!!と強いアタリ!

強くアワセをいれたあとに、念のためもう一度追いアワセ。

よく走るぞ…でもそこまでの重量感ではない。

この引きは…サバ?サゴシ?

だがしかし、また「フッ…」と外れてしまった。

うーーーん、改善点はなんだ…?

 

戻ってきたメタルジグの歯形からして、サゴシだろうと推測。

するとK氏にヒット!

サゴシきたーーーーー!!

60cm弱あるぞ、やったーー!

 

それを見てまた鼻息を荒くした僕は、もうメラメラと燃えていた。

K氏の「けっこうスローな誘いで釣れましたよ」というアドバイスどおり、ゆっくりめに誘いつづける。

メラメラだけどジワーっ、メラメラじわー、めらめ…ヒット!

エソかーい!

僕にはエソなんかいっ!

 

振り返ると、チョーナンはすでにエサ釣りに移行していた。

「ルアーよりエサが最強やで」と、ごもっともなことを言う。

この判断が、のちに好結果を生む…

 

海上マッタリゆんた君

朝マヅメがすぎ、日がたかく昇った。

ちょっと海も落ち着き、ゆったりとした時間がながれる。

竿をおき、めしタイムだ。

トンビに狙われてないかキョロキョロしながら、コンビニ唐揚げ弁当をほおばる。

腹が満たされたらオトナはコーヒーをすすり、コドモはリンゴジュースをすする。

みんなでチョコチョコと談笑しながら、海をながめて。

 

となりの筏の親子はもう帰ってしまうようだ。

「あらま…もったいない」僕。

「筏はボーっとしてるだけでも気持ちいいのにねぇ」K氏。

「筏だけどボートだね」チョーナン。

マッタリとゆんたく。

マッタリたゆたう3人のゆんた君たち。

至福である。

 

あの鈴を鳴らすのはあなた

すると突如、チョーナンのエサ釣り竿につけた鈴が鳴った。

すかさずフッキングをかますチョーナン、いつのまにそんな上達した!?

おぉぉ!かなり引いてる!!

がんばるチョーナン。

あがってきたのは…

イトヨリダイ!

初魚種わーい!!

美しすぎる。。。

これは立派だわ、でかしたチョーナン!!!

 

これに続けと僕もルアーを投げる。

すると…ヒット!!

いや~ん☆

 

ちょっと朝とは様子のちがう海。

ダイソータイラバ試してみるか。

投げて着底させ、ハンドル7回転くらいゆっくりリトリーブ、また着底をくりかえす。

グッグッグッッ…きたーーー!!

ゴンゴンと叩くような引きを堪えてあがってきたのは…

マダイだよーーヤッタヨー!

タイラバで初マダイ!

29cmと小さいけれど、これは美味しくいただきタイ。

音海はいつもよい思い出をくれるなぁ…ありがとう!

 

いよいよラストスパート

時間は14時半。

回収船の最終便、15時半がいよいよ迫ってきた。

K氏は淡々と釣果を上げつづける、さすがだわ。

このあとチョーナンもマダイを1枚追加。

「やっぱエサ釣り最強やで!」と、オキアミの胴突き仕掛けへの信頼を強めた様子。

 

僕も釣具の片付けをしながら、最後まであきらめず青物をねらいたい。

ジグを投げて水深35mの着底を待つあいだに、せっせと片付けをすすめる。

着底、シャクリ、着底、シャクリ、着底…

ゴンッッッ!

ついにきた!!

おぉ重いぞデカイぞよく引くぞ!!!

やってしまったーーー!

痛恨のタモ入れ直前バラシ!

せっかくチョーナンがタモ構えてくれてたんだから、受け渡しせずに最後まで頼ればよかったなぁ。

ぼっくりオトーサンの判断ミスです。

 

その後もう一度だけサゴシがヒットしたけど、これまたフックアウト。

そして15時半をむかえ、いよいよ納竿です。

あぁもう…めちゃくちゃ楽しかったよ!!

音海だいすき!!!

みんな大満足で沖筏をあとにしました。

 

心地よい疲れとお刺身

とくに渋滞もなくスムーズに帰ってこれて、ご近所のK氏ともお別れ。

音海のイカダ手配とアテンド、ありがとうございました!

 

帰宅したらドッと疲れと眠気がきたけど、釣り師の仕事はまだ終わらない。

「すぐ食べたい!」という家族に、今日の獲物を振る舞うまでがセットだ。

ひとまずビールをぐいっとあおって、いざ!

3枚のマダイと、イトヨリダイ。

テンポよく捌いてイクゥ。

徐々に眠くなるコドモたちに焦りつつ、急いでドドドっと皿に盛る。

もう見た目はいいよね?

眠気に間に合わせたことが大事よね!?

これでオッケー!!

みんなでムッチムッチとお魚をかみしめ味わいました♪

 

 

やっぱり音海は素晴らしい。

そして家族や気心の知れた仲間との釣行は、なにより最高だ。

もうすでに次回を楽しみに思い描きながら、ビールはすすむのでありました☆